Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

フィラデルフィア(Philadelphia)写真

九州インド哲学(http://www.k4.dion.ne.jp/~sanskrit/)にペンシルヴァニア州(Pennsylvania)フィラデルフィア(Philadelphia)の写真をUpしました.
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ペンシルヴァニア大学(University of Pennsylvania)のScience Center前にあるのは野口英世の銅像です.

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ペンシルヴァニア大学(U-Penn)の南アジア学科(South Asian Studies)は,一時,本部キャンパス内のビル改装のため,ここに間借りしていました. 階下の受付の人は,いつもウォークマンしながら元気に仕事していました.(笑顔で) 日本ではウォークマンしながら受付とかありえませんが.
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  1. 2006/06/24(土) 16:26:53|
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マイソール(Mysore)写真


Mysore 183.jpg
九州インド哲学(http://www.k4.dion.ne.jp/~sanskrit/)にマイソール(Mysore)の写真をUpしました.
集合写真はOriental Research Instituteのスタッフ一同です. 写本複写では,お世話になりました.
ORIstuff 003.jpg
  1. 2006/06/24(土) 10:46:54|
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第17回西日本インド学仏教学会学術大会

昨年は広島で開かれました. 今年は福岡です. 今年も濃厚な議論が展開されそうで期待大です. 発表タイトルは以下の通りです. 第17回西日本インド学仏教学会学術大会 日時 2006年7月29日(土)13:00-18:00 プログラム 李宰炯(イジェヒョン)「バルトリハリの「非存在非実在」説 ーVP3.3.66-81を中心にー」 石村克「認識の真理論における無限遡及の問題」 中野冴香「クリシュナとの結びつき―『バーガヴァタプラーナ』における五つの解脱のかたちについて―」 間瀬忍「u@T@Hの示す内的要因操作性」 松岡寛子「三性説における仮説と識転変 ―『中辺分別論』・『唯識三十頌』スティラマティ注を中心に―」 山口周子「ラリタヴィスタラの「モンゴル語抄本」--- ラリタヴィスタラ 第14、15章相当箇所について---」 原田泰教「anekaantavaadaの語義について」 楠本信道「縁起説に学ぶ仏教の有効性---『倶舎論』を中心に---」
  1. 2006/06/22(木) 22:23:40|
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平成19年度人文科学府修士課程学生募集要項


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研究コ119.jpg 平成19年度 国立大学法人  九州大学大学院 人文科学府 修士課程の学生募集要項が配布されています.
研究コ120.jpg 願書受付期間は 第一期 平成18年8月3日から8月9日まで 第二期 平成18年12月15日から平成19年1月11日まで.
研究コ121.jpg 以下,詳細は要項にあります.
  1. 2006/06/22(木) 18:15:03|
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九州大学大学院人文科学府案内2006-2007


研究コ117.jpg 九州大学大学院人文科学府,2006-2007年度の案内パンフができあがっています.
研究コ116.jpg インド哲学史専修についても記事が載っています.
研究コ115.jpg
  1. 2006/06/22(木) 17:47:11|
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『バーガヴァタ・プラーナ』第10巻・第24章「インドラ祭中止」サンスクリット原典よりの和訳

以下は,ヴィシュヌ教の聖典である『バーガヴァタ・プラーナ』(Bhagavatapurana)第10巻第24章(10.24.1--38)「祭式の打ち壊し」 (makhabhanga)章の試訳. 原語のサンスクリットとの対応が明確になるように直訳してある. 登場人物は7歳になる牧童にして神のクリシュナ. 兄のバラデーヴァ(=バララーマ). 養父のナンダおよび牛飼い達. そして,クリシュナの忠言がために祭式を中止されて怒り狂うことになるのはインドラ神. *************************** 聖シュカが言った. 1. 主(クリシュナ)も,同じところ(ヴリンダーヴァナ)にバラデーヴァと共に住み,インドラ祭のために努力している牛飼い達を見た. 2. 訳を知っているにもかかわらず,一切を自らとし一切を見る主は,丁重に頭を下げてナンダを始めとする長老達に尋ねた. 3. 「我が父よ,言ってください.このような誤りがあなた方にどうしてやってきたのか.果報は何なのか.あるいはどの[神]を目指して[供物を捧げて]いるのか.あるいはいかなる手段を用いて祭式が達成されるのか. 4ab. このことを語れ,大いなる欲求があるのだ,聞かんとする私に,父よ. 4cd--5ab. というのも,この世で,一切を自分自身とする(公平な)正しい人々――自他の視点を持たず,友・第三者(中立者)・敵を持たない者達――には,秘すべき所業というのはないからである. 5cd. [友・第三者・敵を持つ者にとってであれ]第三者は敵のように避けられるべきであり,親友は自己の如きであると言われている.[したがった親友である私に語るべきである.] 6. 知ってから,また,知らずして,諸儀礼をこの人達は実行している.知っている人に儀礼は成就しよう.無知な人にはそうではないだろう. 7. そこで,まず,あなた方の[儀礼]行為という手立ては,検討されたものなのか,あるいは世間的なものなのか.尋ねている私に正しく語られよ.」 ナンダが言った. 8. 「雨は主であるインドラ,雲々は彼自身が形を取ったもの.それらは生類に,息すなわち生命というミルクを雨降らす. 9. 愛児よ,我々および他の人々は,水を放つ[雲]の主であるかの主宰神を,彼の精子によって出来上がった供物を用いて,儀式によって祭っている. 10. その残りで,三種の果報のために,[人々は]生計を立てている.人々の努力にとって雨は果報をもたらす[原因]である. 11. 愛欲のために,貪欲のために,恐れのために,憎しみのために,代々伝承されてきたこのダルマを捨て去るなら,その人は,福徳を得ることはないのだ.」 聖シュカは言った. 12. ナンダと,ヴラジャ(牛飼い部落)に家を持つ他の者達の発言を聞いてから,インドラに怒りを生じ,ケーシャヴァ(=クリシュナ)は父に言った. 聖なる神(クリシュナ)は言った. 13. 生類はカルマ(行為・業)により生まれ,カルマのみにより滅する.楽・苦・恐れ・安寧には,カルマのみにより到達する. 14. 他者のカルマの結果を決める主宰神なる何者かが存在するとするならば,彼(主宰神)もまた[結果を生み出すカルマを為す]行為主体を持つことになる.なぜなら非行為主体にとって彼(主宰神)はそもそも主ではないから. 15. この場合,各自のカルマに随う生類にとり,人々の本来的に定まった[カルマ]を変更する主宰力のないインドラが何になろうか. 16. なぜなら,人は本性を主軸とし,本性に随うからである.この一切は,神も悪魔も人間も,本性に住しているのである. 17. 上等あるいは下等の身体を人々が得ては捨てるのはカルマによるのである.敵であり友であり中立者であるところのカルマこそが,師たる主宰神である. 18. したがって,本性に住し自らの行為を為しながら,カルマを崇拝すべきである.なぜなら,それにより人が真っ直ぐに暮らせるもの,それだけが彼にとっての神だからである. 19. 一方の存在に頼って生きているのに,別の存在に頼って生きようとする者は,それ(別の存在)から幸福を得ることはない.情夫から不貞な女が[幸福を得ることがない]ように. 20. バラモンは梵(言葉の力・ヴェーダ)によって暮らし,クシャトリヤは大地を守ることで,いっぽうヴァイシャは農商により生きるべし.いっぽうシュードラは再生族に奉仕することで. 21. 農耕・商売・牛飼い,[そして]金貸しが第四と言われる.それら(四種姓の仕事)のうち農商は四種である.我々は常に牛を生計手段とするものである. 22. 純質・激質・翳質というのは,住・生・滅の原因である.激質により相互に異なる一切世界が生起する. 23. 激質に促されて雲々があらゆる所に水を降らす.生類は,まさにそれら(水)により成り立っている.大主宰神が何をなそうか. 24. 我々には街も田舎もない.村も家もない.我々は常に森を住処とし,父よ,森・山に住むものである. 25. それゆえ牛たち,バラモン達,山への祭式を始めなさい.インドラ祭のために準備したものを用いて,この祭式を実現しなさい. 26. ミルク粥に始まりスープに至るまで,様々な料理を調理しなさい.揚げ小麦菓子・焼き小麦菓子・焼き米粉菓子を.それに全てのミルクを用いなさい. 27. 梵(ヴェーダ)に通じるバラモン達によって,正しく諸祭火に献供しなさい.沢山の種類の食事[および]牛たちという報酬を彼らにあなた方は与えるべきです. 28. また他の者達,[すなわち]「犬不可触民」(バラモン男性と不可触民女性の子供)に至るまでの身分喪失者にも,相応に[食事を与えるべきである].また草を牛に与えてから,山にはバリ(穀物供物)を与えなさい. 29. 良く飾って,[腹いっぱい]食べて,良く[体に塗香を]塗って,いい服を着て,牛・バラモン・火・山を右繞すべし. 30. 以上がわたしの考えです,父よ.もしお気に召せば実行してください.これは,牛・バラモン・山が,そして,わたしが好む祭式なのです.」 聖シュカは言った. 31. 時を本質とする神(クリシュナ)がインドラの思い上がりを打ち砕こうとして語ったことを聞いて,ナンダを始めとする[牛飼い達]は,彼の言葉を正しく受け入れた(承知した). 32--33. そして,マドゥスーダナ(=クリシュナ)が言った通りに全てを彼らは行った.「安寧の道」[というマントラ]を唱えさせて,その供物でもって,山とバラモン達とを[祀って],全てのバリの供物を供えて,恭しく牛たちに草を[与え],牛の群れを先頭にして,山を右回りした. 34. そして,役牛に結び付けられた荷車に彼らは乗り,そして,綺麗に着飾った牛飼い女達は,バラモン達による祝福とともに,クリシュナの武勇を歌いつつ. 35. クリシュナはといえば,牛飼い達を信服させる一つの形を取り,「我は山なり」と言いながら,巨大な身体を取り,多くのバリの供物を食べた. 36. ヴラジャ(牛飼い部落)の人々とともに,自ら彼自らに敬礼をした.「嗚呼,見よ,この山は形を取り,我々に恩寵を授けた. 37. この者は,思いのままに形を取り,人々が見下すならば森に住む彼らを殺すのだ.この者に我々は敬礼しよう.自分の牛たちの安全のために.」 38. とヴァスデーヴァの息子(クリシュナ)に促されて,[ゴーヴァルダナ]山・牛たち・バラモン達への祭式を適切に行ってから,彼ら牛飼い達は,クリシュナとともに,ヴラジャに行った(戻った).
  1. 2006/06/21(水) 08:08:23|
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ブラヴァツキー夫人と神智学協会:「お告げ」の顛末

インドで布教活動をしたスコットランド人宣教師J.N. Farquhar(1861-1929)の著Modern Religious Movements in Indiaは、彼がインドに滞在した当時のインド諸宗教について多くを教えてくれます。(Farquharは、1891-1923の間、インドに滞在。) 1915年、The Macmillan Company, New Yorkより出版、1924年にリプリント。 現在もリプリントがNorwood Bress, J.S. Cushing Co.---Berwick & Smith Co.より入手可能です。 本著は、実際、それ以降の多くの「ヒンドゥー教」関係のネタ本として重宝され、頻繁に引用され、利用されています。 彼は、Brahma SamajやArya Samajなど、多くの団体に言及する中で、神智学協会(Theosophical Society)についても記述。 とりわけ分量も多く、神智学(Theosophy)の項には208-291頁を割いています。 アーリヤ・サマージ(Arya Samaj)が101-129頁であるのと比べると圧倒的に多いのが分かります。 以下は、233頁以下の記述。 ここでFarquharは、ブラヴァツキー夫人による「お告げ」のトリックにまつわる事件の顛末を記しています。 1875年にニューヨークに創設、1882年にはマドラスのアディヤールに本部を移転していた神智学協会(Theosophical Society)は、1884年までに、インド全国に100の支部を持つまでに成長。 「古代の智慧」を伝えるものとしてヒンドゥー教を高く評価し、キリスト教宣教師への批判を強めていました。 1884年2月、創設者の一人であるブラヴァツキー夫人が、オルコット大佐とともにヨーロッパに滞在中、本部のブラヴァツキー夫人の部屋の管理を頼まれたのが、Coulomb夫婦。 なお、協会の事務には七人の委員会が委嘱されています。 ブラヴァツキー夫人の部屋の使用をめぐり、委員側とCoulomb夫妻、特に、Coulomb夫人とが対立。 Coulomb夫人は、多くの秘密を知っていると反撃。 それは、ブラヴァツキー夫人の寝室に隣接する神殿(Shrine)のなかにあるマスターKoot Hoomi(古代の智慧を伝えるマスターの一人とされる)の祭壇の秘密です。 ******************************** 神聖な神殿に招き入れられた信者が、祭壇の中に手紙を入れます。 出て行くこと暫し。 再び祭壇をオープン。 すると、不思議なことに、Koot Hoomiからの返事があるというものです。 この奇跡は、多くの人々の関心を呼んでいました。 ******************************** 委員会は最終的にCoulomb夫妻の追放を決定。 1884年3月17日、Coulomb氏は部屋の鍵を返還します。 それからCoulomb夫人が話していた寝室と神殿をつなぐ「からくり」すなわち、両部屋をつなぐスライド式のドアとパネルが発見されます。 1884年8月9日、Coulomb夫人は、The Madras Christian College Magazineの編集者に40余りの手紙を持ち込み、出版を依頼します。 その多くはブラヴァツキー夫人からCoulomb夫人に宛てた手紙です。 そして、その中には"phenomena"(心霊現象、奇跡)を暴く多くの証拠が含まれていました。 以後、事件は様々に展開。 最終的に、ロンドンのPsychical Societyが調査官として、ケンブリッジ大学St. John's CollegeのMr. Richard Hodgsonを派遣。 1884年12月18日、彼はマドラスに到着。 協会側は「通路は後からM. Coulombにより作られたもの」と主張。 しかしHodgsonはphenomenaは協会側による詐欺と結論づけます。 1885年4月2日、決定的な不利を見たブラヴァツキー夫人は秘密裏にフランスの蒸気船Tibre号でマドラスを発ち、再びインドに戻ることはありませんでした。 神智学協会については3月26日の記事も参照http://blogs.dion.ne.jp/sanskrit/archives/3111113.html
  1. 2006/06/18(日) 20:18:38|
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ハタヨーガの六つの浄化法

ハタヨーガの解説書『ゲーランダ・サンヒター』では、ヨーガの七つの手段・成就法を説いていました。 浄化、坐法、印、制感、調息、禅定、三昧です。 第一の浄化法には六つの行が説かれます。 =================試訳 1.12 ダウティ、バスティ、それと、ネーティ、ナウリキー、それに、トラータカ。 およびカパーラバーティ。以上六つの行を正しく行うべし。 ================= 列挙しなおすと以下の通り。 六つの浄化法 1. ダウティdhauti 2. バスティbasti 3. ネーティneti 4. ナウリキーnaulikii 5. トラータカtraa.taka 6. カパーラバーティkapaalabhaati いずれの名詞も、普通のサンスクリットからすると聞きなれないものばかりです。 英訳でも原語そのままを名称に当てています。
  1. 2006/06/17(土) 06:26:21|
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ヨーガの坐法:1. 成就者の坐(シッダーサナ)

ハタヨーガの書『ゲーランダ・サンヒター』の第二章は、坐法(アーサナ)の列挙に始まります。 沢山の坐法のうち、『ゲーランダ・サンヒター』では、32種が数えられます。 第一がsiddha-aasana、すなわち、「成就者の坐」です。 =============試訳============== 次に成就者の坐 2.7. 陰部を足の根元(踵)に当てて押さえつけ、他方のくるぶしを男根の上に置き、あごは心(胸)の上に据え付けた状態にして、じっとして、感官を抑え、視線を動かさず、眉間を見る。以上の、解脱へのドアを開くもの、果報を与えるものは、成就者の坐法と呼ばれる。 ================================ Rai Bahadur Srisa Chandra Vasuのテクストでは、パーダdが、eva.mmok.savidhaayateとありますが、これは、明らかに意味を成しません。 別の刊本にあるetan mok.sakapaa.tabhedanakara.mにしたがって訳出しておきます。
  1. 2006/06/15(木) 07:14:41|
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ハタヨーガの七つのサーダナ(成就法・手段)

ハタヨーガの解説書『ゲーランダ・サンヒター』は、七つのサーダナを説きます。 ================試訳============= 次に七つの成就法 1.9. 浄化と堅固(しっかりとしている)、安定(じっとしている)と落ち着き(どっしりとしている)、軽さ、知覚と無垢が、瓶(身体)の七つの成就法である。 次に七つの成就法の定義的特質 1.10. 六つの行為の浄化。坐法により堅固となる。そして印(ムドラー)により安定する。制感により落ち着く。 1.11. 調息により軽くなる。禅定によりアートマンを知覚する。三昧により無垢となる。解脱することに疑いはない。 ============================== 他のハタヨーガ解説書と同様に、次の七つのサーダナが、『ゲーランダ・サンヒター』の以後の章立てを構成します。 1. 浄化"sodhana 2. 坐法aasana 3. 印(ポーズ)mudraa 4. 制感pratyaahaara 5. 調息praa.naayaama 6. 禅定dhyaana 7. 三昧samaadhi
  1. 2006/06/14(水) 23:41:11|
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ハタヨーガ解説『ゲーランダ・サンヒター』冒頭

『ゲーランダ・サンヒター』Gherandasamhitaは、ハタヨーガHathayogaの解説書。 正確な年代は不詳ですが、紀元後1700年前後ではないかと考えられています(See James Mallinson's introduction to the Gheranda Samhita)。 『ハタヨーガプラディーピカー』と並んで、ハタヨーガの解説書として有名。英訳も数多くあります。 以下は冒頭部の試訳。 *************************** 瓶(=身体)の上のヨーガの説明 1.1. 或る時、チャンダカーパーリン(荒々しい髑髏教徒)がゲーランダの庵に赴いて、恭しく敬礼して、帰依の心をもって、ゲーランダに問う。 チャンダカーパーリンは言った。 1.2. 瓶(=身体)の上にあるヨーガを、ヨーガの主よ、真理知の原因であるものを、今や、聴きたいと思います。ヨーガの主宰者よ、語れ、主よ。 ゲーランダは言った。 1.3. よしよし、大いなる腕力の者よ、汝が私に問うところのものを汝に語ろう。愛児よ。注意して聞かれよ。 1.4. 幻力(マーヤー)に匹敵する策縄はない。ヨーガに勝る力はない。知識に勝る友はない。自我意識に勝る敵はない。 1.5. ka音に始まる字音を練習することで、論書を理解することができるように、ヨーガを手に入れることで真理知が得られる。 1.6. 善行・悪行により生類には瓶(身体)が生じる。瓶から行為(業)が生じる。[井戸から水を汲む]瓶の機械が動くように。 1.7. 牛の力で上下に瓶の機械が動くように、行為の力で個我は生死に動く。 1.8. 水中にあっては崩壊していく未焼の瓶のように、常に瓶(身体)をヨーガの火でもって燃やして、瓶の浄化を行うべし。 ********************************
  1. 2006/06/14(水) 08:09:24|
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ヨーガの超能力:調息による成就

『シヴァ・サンヒター』はハタヨーガの書。 調息(プラーナーヤーマ)を訓練(アビヤーサ)していくと次のことが成就(シッディ)するとのことです。 ZivasaMhitA 3.54 vAksiddhiH kAmacAritvaM dUradRSTis tathaiva ca/ dUraZrutiH sUkSmadRSTiH parakAyapraveZanam// viNmUtralepane svarNam adRZyakaraNaM tathA/ bhavanty etAni sarvANi khecaratvaM ca yoginAm// 1.言葉の成就(予言)、 2.思いのままに行くこと(テレポーテーション)、 3.遠くを見ること(天眼通)、そしてまた、 4.遠くを聞くこと、 5.微細なものを見ること、 6.他者の身体に入り込むこと。 7.糞尿を塗ると黄金、 8.見えなくすること(透明人間)、そして、 9.また、空を行くこと(飛行能力)。 これら全てがヨーガ行者には生じる。 「糞尿を塗ると黄金」とは、具体的に、どのような超能力なのでしょうか。英訳者のRai Bahadur Srisa Chandra Vasuは言葉を補って、turning base metals to gold by rubbing them with his excrements and urineとしています。糞尿を塗る相手先は卑金属じゃないと駄目のようです。何でもかんでも変えられると便利なのですが。
  1. 2006/06/09(金) 18:18:13|
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ジャヤンタ(Jayanta/Jayantha)?

An Introduction to Hinduism (1996)で有名なGavin Floodさん。 2006にはThe Tantric Bodyという本を出されています。 その中で、後9世紀後半頃のカシミールの詩人にして哲学者であるJayantaの聖典論への言及があります。 しかし、なぜか、この著書ではJayanthaと綴られています。 しかも一貫してです。 つまり、-taが-thaになっているわけです。 Indexのエントリーも同様です。 もちろんJayanthaは誤りで、Jayantaが正しいスペルです。 シヴァ教に関心の深い人ですから、おそらく、Abhinavaguptaのタントラーローカの注釈者であるJayarathaの名前が念頭にあったのでしょう。 IndexでもJayantaの一つ上の項目にJayarathaがあります。 おそらく、それに影響されて、JayantaをJayanthaと綴ったと思われます。 あるいは他に理由があるのでしょうか?
  1. 2006/06/05(月) 00:04:50|
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Forthcoming


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A new journal of our department will soon appear in July. South Asian Classical Studies, No. 1, 2006. (Japanese title is ``Minami Asia Koten-gaku'') Contents (all articles are in Japanese except Kataoka's; please see the previous post for their Japanese titles) Okano Kiyoshi On the Subhasitamaharatnavadanamala Harikai Kunio Annotated Translation of Smrti Chapter of the Tantravarttika (5) Yi Jae Hyung On the Concepts of Existence (bhava) and Non-existence (abhava) in Bhartrhari's Metaphysics: An Attempt to Make a New Interpretation of VP 3.3.61-64 Ishimura Suguru Umveka's Interpretation of the Intrinsic Validity Ezaki Koji Udayana's Refutation of the Two Truths Theory from the Point of View of Nigrahasthana  Kawajiri Yohei The Pratyabhijna School's Refutation of the Buddhist Concept of Svalaksana: Abhasanikurumbhatmakasvalaksanavada Kobayashi Hisayasu Prajnakaragupta on the Non-distinction between Dream and Non-dream: Argumentation and the Two Truths Theory Kataoka Kei Bhatta Jayanta on the Purpose of Nyaya KYUSHU UNIVERSITY DEPARTMENT OF INDOLOGY P.S. See also "Indologica" http://www.indologica.de/wordpress/?p=180
  1. 2006/06/04(日) 19:58:05|
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『南アジア古典学』近日発刊予定


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九州大学インド哲学史研究室より雑誌を発刊予定(7月中)です。 『南アジア古典学』(South Asian Classical Studies, or Minami Asia Koten-gaku) 第一号の目次は以下の通りです。 『南アジア古典学』2006, 第1号 岡野 潔 Subhasitamaharatnavadanamalaについて 針貝 邦生 タントラヴァールッティカ聖伝章和訳研究(5)聖伝章論題2:矛盾論題 その3 李 宰炯 バルトリハリの形而上学における存在・非存在概念について―VP3.3.61-64に対する新しい解釈の試み― 石村 克 ウンヴェーカによる真性の自律性の解釈について 江崎 公児 二諦説と<敗北の立場>  川尻 洋平 シヴァ教再認識派のsvalaksana批判 小林 久泰 プラジュニャーカラグプタの夢・非夢無区別論―論証における世俗と勝義― Kataoka Kei Bhatta Jayanta on the Purpose of Nyaya
SACS109.jpg
定期購読を希望する場合はインド哲学研究室の岡野教授まで。 メール・アドレスは岡野教授のホームページにあります。http://homepage3.nifty.com/indology/ 追記:ドイツ語での紹介 http://www.indologica.de/wordpress/?p=180
  1. 2006/06/03(土) 14:20:02|
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