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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

コミュニティ

共同体とまでいうと大げさですが、緩やかな連携という意味での共同体は、どこの世界でも重要でしょう。

批判的に言えば「お仲間」ということにもなりかねませんし、それが高じれば、「○○村」というようなことにもなるでしょう。

しかし、実際のところ、分野というものは、程度の差はあれ、なんらかのコミュニティによって成り立っています。

金が入ってくるところは、村で固まって他を排除するでしょうが、幸か不幸か、印哲村は、一銭も入ってこない「清流」の構造になってますので、腐敗の心配はありません。(金は出ていくいっぽうです。)

話を世界のインド哲学に限ると、これまた非常に小さい世界ですから、すぐにつながります。

お互い支え合って成り立っているのが明らかです。

Xさんが本を出すとなると、出版社のYから事前レヴューをお願いされます。

逆もまたあることでしょう。

またAさんが論文を出すとなると、これまた、編集者からピアレビューをお願いされます。

(英語となると)面倒くさい作業ですし、無償なわけですから、忙しいときはやりたくないのですが、これもお互い様、仕方ありません。

斯界の発展のため、できるだけ受けるようにしています。

(無料で学者をこきつかって、有料で商売している世界大手の雑誌社は許せませんが、まあ、編集者あるいは著者は「お仲間」なので、そこで許容。)

論文・著書をどう査読するか、ここから先はそれぞれ人の個性です。

なんでも批判的に落とすという人もいれば、建設的な意見を具申する人もいるでしょう。

査読の態度を見ると、その人がよく分かります。

もちろん、査読コメントで、その人のレベルも露呈します。

知ったかぶり、見栄っ張りほど、無意味な注文をつけたがるものです。

やたら吠えるのは小さい犬ばかり。

虚栄心。

恐怖と一体なのかもしれません。

大昔、まだ院生の頃、とある雑誌で査読を受けましたが、査読者のその分野の無知ぶりとレベルの低さにあきれたことがあります。

恐らく新しい分野になればなるほど似たような状況はあるでしょう。

評価不可能ですから。

その場合、評価者がとるべき態度は、謙虚になることでしょうが、自分の無知がさらけ出されると困るので普通は、あれこれとどうでもいい注文をつけたがるものです。

プラークリタな人間のプラクリティは、そんなものです。

査読で誰に当たるかは、その人の運としかいいようがありません。

実践的なアドバイスとしては、査読のある雑誌には、新しすぎる論文を載せるのはギャンブルだということでしょう。

愚かな評価者にも評価できるような、ほどほどの(ある意味つまらない)優等生論文を仕上げるのが無難です。

攻めたカレー屋も、潰れてしまっては元も子もありません。

分かりやすいバターチキンとナンも出しつつ、マニアのためにミールスやビリヤニも出し、少しずつ蒙昧を開くという戦略はあってしかるべきかもしれません。




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  1. 2019/02/28(木) 19:27:09|
  2. 未分類

天徳 紅葉楼



  1. 2019/02/28(木) 18:30:52|
  2. 未分類

よく見る記述あるいは先入見

論文を読んでいると目にするのが、「ここで著者Xは倒しやすい論敵Yを想定して倒している」「ここでの論敵Yはあくまでも仮に設定されたものでリアルなものではない」というものです。

クマーリラのように、論理的に全ての可能性を考えて仮に立てる場合もあるでしょう。

その場合は、特にリアルな誰かを考えているわけではないでしょう。

それはそれで構いません。

もう一つの、倒しやすい敵を仮に立てて倒しているというのは、引っかかります。

すなわち、論敵Yの真意を提示するのではなく、あえて簡単に倒されるようなヴァージョンに引下げておいて、それで、論敵YをXがやすやすと打ち破っている、という見方です。

つまり、Xが描くY像は、Yの真の姿を捉えたものではない、という見方です。

しかし、現実の論争において、XがYの論を捉えていないならば、それは、「そもそもそんなことはいっていない」「不成立」ということになって、議論が進まないでしょう。

有効な議論というのは、相手の真意を捉えることから始まります。

もっとも有効な議論というのは、相手の議論に一度乗っかって、その上で、ど真ん中を爆破させる帰謬的「乗り突っ込み」です。

ディグナーガの論法やクマーリラの伝家の宝刀が冴えわたるのは、このような時です。

相手のシステムを核から破壊してしまいます。

「Xは論敵Yの真意を捉えていない」「Xは論敵Yを敢えて歪めて提示している」と言われる多くの場合、そう書く著者ZがXY両者の真意を捉えそこなっている、あるいはXを余りにも軽く見過ぎているのではないかという気がします。

少なくともサンスクリット読解の深さにおいて、モダンな著者Zが古の大学匠Xよりも深いということは、考えにくいことです。

Xには、もちろん、論を始める様々な動機があります。

しかし、Yを敢えて簡単にするという動機は考えにくいものです。

それは、単に、モダンな著者Zの浅い見方や先入観から(多くの場合)発している気がします。

Xの浅はかさを簡単に断じる前に、まずは自身の読みの浅さを警戒すべきでしょう。

或る特定の宗派に加担する場合、どうも、その宗派以外を易々と軽視する傾向がでるものです。

自身のバイアスには注意する必要があります。

本邦のダルシャナ研究の意義は、批判者側の視点から仏教を今一度見直すというところにもあります。

長尾先生と服部先生の態度の違いが奈辺にあるのか、後続の我々は踏まえねばなりません。
  1. 2019/02/27(水) 18:37:24|
  2. 未分類

伊都キャンから西鉄バスで天神へ

行こうと思いましたが、前期入試。

バス停には50人ほどの列。

しかも下流のバス停、ビッグオレンジ。

農学部、工学部ですでに人を乗せたバスは、列を少し減らしただけで、虚しく去って行きました。

それが二回。

遭難救助ヘリに虚しく二回去られた気持ちです。

諦めて、じゃんじゃん出ている昭和バスで九大学研都市駅まで行き、そこから電車。

あのバス停で待っていたら、何時間経っても救われないことでしょう。

あそこで待ち続けるのは、ある種の堅固な信仰心なのか、あるいは情報不足によるものか、はたして、最初の選択への固執なのか。

電車の駅がないというのは、やはり、一時に大量輸送の必要が発生する場所には致命的です。
  1. 2019/02/26(火) 19:32:48|
  2. 未分類

Nishijin plaza, Kyudai



これを建てた頃は、まだ国立も余裕があったのだなあと実感。

インパールよろしくの貧困清貧竹槍精神で、はたして、世界に冠たる研究が可能なのか。

建物資産までもが民間委託とならんとする昨今。

公立効率的死資産活用。

アイデアの出ない公の隙間にカルチュラルな私業が根を伸ばし、根を張り、さらには、母屋を縛り、ついには我が物とせんとする、その姿は、荒廃寺院をついには飲み込むカンボジアの大木を思い起こさせます。

民間の英語試験採用もそのひとつの流れなのか。

人を育てるには時間も手間もかかります。

本来的に効率が悪いのが人材育成。

公までもがそのことを忘れて拝金ブギに浮かれたら、この先どうなるのでしょうか。

見目麗しき、目先の効く浅い小手先learnerが続出、次なるST○P細胞騒ぎを生むやもしれません。

面接導入はその伏線かと深読みしたくなります。末法のcurry yugaには、厭世しかありません。
  1. 2019/02/25(月) 20:54:56|
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Spice road



福岡県産アピールの福岡マルシェ。県主催。市役所前。ステージスケジュールが埋めきれてないのが少し残念。高田さんも、福岡地鶏のバターチキン。原価高杉晋作だそうで、鼻血だそうです。バターも美味。



旧県庁、隣の中央公園では春節祭で中華が集合。名島(ミンタオ)の福泰食品も。昨今は1000円など、高額まとめ買いチケット制が多い中、100円からのチケット制が嬉しい。
  1. 2019/02/25(月) 20:11:15|
  2. 未分類

Kamata Nanglo



肉ブームのせいなのか、業態変更ということでしょうか。
  1. 2019/02/24(日) 20:22:41|
  2. 未分類

RKB



いかにも人がたまりそうな空間です。
  1. 2019/02/24(日) 19:22:00|
  2. 未分類

Bimi kitchen



かつてM山が住んでいましたが、私自身は初めて降り立ちました、浅草橋。

地元密着型のバングラ飯屋。

街の中華のように、バングラ料理も「街のバングラ」として、いずれは定着して行くのでしょうか?

ワンコイン弁当は、普通の日本の弁当風。

浅草線、カレー的には充実です。
  1. 2019/02/24(日) 18:20:52|
  2. 未分類

YS



上階から下階に移動。

元スパイスロードの高田さん、店名は薬院スパイスに。

物販に比重を置きたいがため、食事提供は現在週一。

このスタイルはイベントではないので、幻になる前に、早めに食べておいた方がいいかも。

マイルドほっこり優しい系のベジ。

別途チャイもあり。
  1. 2019/02/24(日) 06:49:18|
  2. 未分類

ヴィハーラ研

最終日。

昨日のピーターの続き。

魂を激しく揺さぶるテキストです。

邂逅に感謝。

つい最近須藤君と呼んだものと関連する議論も別章にあるそうで、ますます興味津々。

このテキスト、おもしろすぎます。

今日もハルの訂正が冴え渡っていました。

今日はサーンキヤ批判もあったので、近藤君がいなかったのが残念。

続いて加納さん校訂中のテキスト。

ナヤトラヤ関連。

こちらも面白い。

加納さんの解題の後、講読講師はハルにスイッチ。

初見ですらすらと解説。

文献の中身は、なぜに真言大乗が優れているのかの解説。

写本テキストの状態も決して良好ではなく、チベットも決してよくはないそうで、なかなかに難しいところがあるようですが、それでも、ぐいぐいと解読。

今回の研究会、いずれも凄い新出文献ばかり。

卒倒します。

最後にデータベースで苫米地さん。

その後、首班の宮崎さんの締めで終了。
  1. 2019/02/17(日) 20:18:57|
  2. 未分類

プルジャ



リオープンは、まだの様子。
  1. 2019/02/17(日) 19:18:35|
  2. 未分類

yazhini



K林さんのような人影が奥に見えた気がしたのですが、果たして、手を洗いにこちら側に来た人は彼でした。

一周年特別メニューのミールス。

帰る頃、店前は行列。

サービスも行き届いており、言わずともどんどん注いでくれます。

ドラムスティックまで入ってます。

店内はサーブのため往復するスタッフで、てんやわんやでした。



メニューを確認すると、急いで出たせいか、ラッサムとパヤサムを忘れてました。痛恨。

ラッサムの欠如に気が付いていましたが、特別メニューで、ノンベジが多いから、あえていれてないのかなあと思ってましたが、単に、忙しすぎたようです。

ともあれ、このスタイルで日本で食べられることは滅多にありませんから、ラッキー。



シェフの背中が頼もしい。
  1. 2019/02/17(日) 18:34:53|
  2. 未分類

ネパーリーバンチャガル



ランチは、ネパールバンチャガルに。生憎、もう1人のコックは、今日はお休み。ネワールのラジュさんと談話。
  1. 2019/02/16(土) 22:25:33|
  2. 未分類

三々五々



ゲルゲイのテキストの残り。

続いてピーターのテキスト講読。

未刊。

恐ろしく重要なテキストでした。

わざわざ来た甲斐がありました

あれこれと興味深い議論が展開されています。

終了後は三々五々夕食に。

ぞろぞろと10人でカスタマンダップに。

歩いて15分。

ドルジもハルも満足の様子でした。
  1. 2019/02/16(土) 22:13:55|
  2. 未分類

大正大で研究会



大塚のカスタマンダップでタカリスペシャルのランチ後,徒歩15分で西巣鴨の大正大へ.

久間さんの研究会。

あのひとも,このひともで,オールメンバー勢ぞろい.

教室もいっぱいいっぱい.

1時前ぎりぎりにつくと一番前の席しかあいていませんでした.

まずは所長の野口先生の挨拶.

司会の倉西さん.

ドルジの講演.

チベット僧院の学習システムについて.

終了後は,ゲルゲイの講読.

雨降らし儀礼の陀羅尼文献講読.

陀羅尼など,ついぞ読んだことがありませんが,経典と同じスタイル.

微妙に校訂が難しそうです.

あれこれと問題が.

どうも,写本が,それほど良くない様子.

チベット訳はあります.

完璧にするには,かなりの努力を要する感じです.

会場には,いつものオールジャパンのタントラ軍団に加えて,海外からは,ハル,ハリモトさん,ソームデーヴ,ピーター.ゲルゲイ,ドルジほか.

京都からはセバスチャンと,九大からはウラディーミルも.

張本さんも,「オックスフォードなのか,ハンブルクなのか,マヒドンなのか,ここが,どこだか,わからないなー」とのこと.

よくもこれだけ人がそろったものです.

驚きです.

遅れて横地さんの姿も.

本邦のみならず世界のインド仏教研究の最先端に居合わせた,と言えばいいでしょうか.

いつものように,ハルからは,ゲルゲイのテクストに,あれこれと鋭い突っ込みが入っていました.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グプタ朝以降のインド仏教の僧院に関する総合的研究(代表:久間 泰賢)
Vihāra 科研(H30-H33)第2回国内研究会

共催:
大正大学学内学術研究助成金「教理・実践の統合化からみるインド密教史の構築」(代表:野口圭也 大正大学仏教学部 教授),
科研費基盤研究 (C)「密教の諸実践に通底する原理としてのアーヴェーシャ(憑依)の研究」(18K00063, 代表:種村隆元 大正大学仏教学部 准教授),
科研費基盤研究 (C)「アバヤーカラグプタ著作の新出梵文資料校訂を通したインド仏教の学知形成様態の解明」(18K00074, 代表:苫米地等流 人文情報学研究所 主席研究員)


2/15(金)の Dorji Wangchuk 氏の講演(13:00-14:30)

日時:
2/15(金)13:00-18:30
Dorji Wangchuk教授の講演
Text Reading

2/16(土)10:00-18:00
Text Reading

2/17(日)10:00-18:00
Text Reading

場所:大正大学 3号館 4階 綜合仏教研究所 研究室1

  1. 2019/02/16(土) 08:34:50|
  2. 未分類

ハニートラップ



元岡郵便局まで歩くと30分。

郵貯の学内ATMが、遠く、工学部の食堂脇にあるのをGoogleで発見。

歩いて16分。

しかし、着いてみると、払い込み機能なし。

所期の目的を果たせず、失意のまま、理学部前のハニーコーヒーで、引っ掛かってしまいました。

ペイペイがつかえます。

試験期間も終わり、生協食堂も春休みシフトに入ってますが、昼時は生協もハニーコーヒーも賑わっています。

ハニーコーヒーは、バイトまでやとっています。

ヴァラーヒーが徘徊する小山を見ながらニヒシュレーヤスの一杯。
  1. 2019/02/14(木) 19:04:21|
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received: 松田和信2019「ラトナーカラシャーンティの般若波羅蜜修習次第」

そのうち出るそうです。

原稿を頂戴しました。

ありがとうございます。
  1. 2019/02/13(水) 19:12:03|
  2. 未分類

広大にて博論審査

博論審査で呼ばれて広大へ。

久しぶりです。

昨年の西日本印仏が九大だったので、2017年の夏以来、ということになるでしょうか。

福岡より寒いのがさすが西条。

根本先生とランチしてから、午後に公開発表とクローズドの審査。

一階の公開審査には、形象論の大家である沖先生の姿も。

いつお会いしても和顔愛語、人間かくありたいものです。

ところかわって六階、クローズドの質疑応答はたっぷり2時間。

これだけあると、遠慮せずに、細かいところまで質問できるので、こちらも心置きなく発言できます。

外部から審査員を呼ぶというのは、(日程調整から交通費から)それなりに面倒ですが、今後は、そういう流れになっていくのでしょうか。(*ちなみに、オックスフォードは、指導した先生は、審査員にはなれません。したがって、外部から審査員を呼ぶ、ということになります。)

Wィーンにいたとき、Oックスフォードに呼ばれて博論審査したことがありますが、事務の人が超いいかげんで、飛行機代の立替、なんどメール催促しても、まったく無視されたままです。

薄給研究員にはきつい思い出。

以心伝心、事務完璧の日本が、やはり楽です。(今回も、広大の事務が九大の事務へ書類を回して、ほとんど事務同士で丁寧にやってくれたので、私は僅かの手間で済みました。)

日本に帰ってからも、フランスの知り合いの審査へ呼ばれかけたことがありますが、悪夢がよぎったので、やめておきました。

金はもとより、福岡からは遠いですし、さすがに、博論審査オンリーのためだけに、学期中の前後一日つぶしての往復はきつすぎます。

それよりもなによりも、フランス語聞いても分かりませんし。(あとから聞いたところ、当日の会場は、がっつりフランス語だったそうです。)
  1. 2019/02/13(水) 18:51:52|
  2. 未分類

アイデンティティとアポーハ

長じるに従って様々なアイデンティティを持つようになるでしょうが、ダルマキールティ的に言えば、これも計らいの一種であり、分別知に過ぎません。

つまり、他からの排除を本質的な契機とするのがアイデンティティという計らいです。

普通の場合、繰り返し子どもとして扱われることで、「Xの子供」としてのアイデンティティを獲得するでしょう。

例えば「私は鈴木(家の者)です」など。(私が指すのは五蘊の連続としての自分、鈴木が指すのは親族などの家族集団。)

つぎには、保育園や幼稚園の何らかの単位のグループ。

「私は青組です」など。

長じて小学校のクラス。

「私は1年5組です」など。

他と極度に差異化された私立中学校にいけば、その学校への帰属意識、すなわち、他から排除されたものとしての自身の学校への帰属意識も強くなることでしょう。

「私はX中学です」など。

クラブへの帰属意識も同様。

「私はテニス部です(陸上部などではありません)」など。

いずれも他からの排除、他の排除を対象としています。

ディグナーガやダルマキールティが言うように、他からの排除は、いくらでもひとつの自分(五蘊相続)の上に載せることが可能です。

アイデンティティなるものが実体として存在するわけではありません。

抽象に強くなる心の成長というのは、してみれば、他からの排除をどんどん獲得していく過程ということになるでしょう。

東京に出てくると「福岡県人」を意識したり、「九州人」を意識したり。

果てには、海外に行って、「日本人」を意識。

ディグナーガやダルマキールティに言わせれば、いずれも他の排除、他からの排除を本質とする意識作用です。

いずれも、繰り返すことで形成され、あたかも本当に存在するかのように、本当に自分がそうであるかのように、実体化が進み、「自分は科学者です」「自分は日本人です」「自分はX社です」などというアイデンティティとして凝り固まっていくようになります。

いわゆる仮面。

あるいは、こころの鎧。

キャラというのも、ある意味、他から差異化された自分をアイデンティティとして実体視したものでしょう。

「キャラが被る」というのは、XとYという個的な存在が、異種のもの(キャラAを持たないもの)からの排除という共通性によって、おなじ分類化に入ること。

いずれも、毎日の繰り返しの強度により、実体化が進むことになります。

したがって、家族の一員というアイデンティティは確固としたものになります。

長じて周囲とのやりとりに巻き込まれたり、さらには、仕事をするようになれば、(インド人であれば)カーストを意識するようになるでしょう。

朝礼で繰り返し日本人を意識させたり、映画で繰り返し国家を歌うのも、ナショナルアイデンティティの確立のため。

実体化を促進するためです。

Aの切り取りparicchedaが非Aの切り落としvyavacchedaと表裏一体であるのはダルマキールティの喝破するところです。

牛であるというのは、非牛ではない、ということになります。

いっぽう、普遍実在論のクマーリラなら、牛性を認めますし、それに基づいて後から非牛性が認識される、というでしょうし、さらには、バラモン性なるものを認めるのにはばかるところがありませんが、ダルマキールティによれば、両者は同時であり、所詮は、構想されたものでしかありません。

客観的に牛性が存在するのではない以上、繰り返しているか繰り返していないかという強度の違いは、仏教においては重要な基準となりえます。

果てには、無始爾来の熏習ということになります。

そうやって長い間扱われてきたから、そう思えるだけです。

もちろん、サウトラーンティカのレベルで議論する際には、熏習の繰り返しをあまり強調せずに、できるだけ、共通する実際の効能(荷を運ぶ、病を治す、水を保持する)を強調して、客観的な対象に基づくことを強調するでしょうけど。

しかし、本当のところは唯識ですから、実際の効能というのも、実は、あまり重要ではありません。
  1. 2019/02/08(金) 07:37:21|
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Banteay Samre

  1. 2019/02/03(日) 13:46:53|
  2. 未分類

Banteay Samre

  1. 2019/02/03(日) 13:37:30|
  2. 未分類

Banteay Samre

  1. 2019/02/03(日) 13:32:52|
  2. 未分類

Banteay Samre

  1. 2019/02/03(日) 13:28:44|
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Prasat Too

  1. 2019/02/03(日) 13:23:17|
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スリランカ料理「きよみ」Buffe日テイクアウト弁当3分の1



ずしりと重い弁当。

持ち帰り、三分の一を皿に開けます。

これで十分満足です。
  1. 2019/02/03(日) 12:27:50|
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箱崎 李餃子



薬院の有名店とは何の関係もない箱崎の李餃子。

九大移転後の箱崎は如何ならん?

調査を兼ねて、かつて学生とよく行った李を訪問。



いつもながら、メニューの解読に時間を取られます。

暇そうにしてるおっちゃんに聞くと、中国語オンリーなので、結局、日本語もできる(忙しそうに立ち働いている)奥さんが説明してくれることになります。

「美味しいよ」

という言葉に偽りなし。

牙釜の文字のインパクトに目が止まりました。

つまようじ。

鍋メニューの合成語は、そのまま、dvandva解釈で合ってました。

昔食べたあのメニューがどれに当たるのか、よくわかりませんでした。

水餃子を頼もうと思いましたがワンオーダー25個からの数量にひるみました。

代わりに頼んだ鍋も、大概の量で、腹ぱんぱんになったので、結果は同じでしたが。
  1. 2019/02/03(日) 12:02:22|
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箱崎商店街サスラリ



箱崎商店街。

ニューロードがサーガルマーターに、そして、サーガルマーターがサスラリ2号店に。

和白サスラリのオーナーは、現在こちらに。

コックが違うので当然ですが、和白と味は違ってました。

内装も変えて、カウンターも小さくなり、入り口付近はスペースが広くなっています。

サティー、ドマドマ、ナングロ、ネパール屋がしのぎを削るこの一帯。

どのような方向に伸びて行くのか楽しみです。

にしても、変化の早いこと。

サーガルマーターに変わったのがついこの前の気がしますが。
  1. 2019/02/03(日) 11:45:28|
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学食



この季節、バンコクやデリーは大気汚染がひどいようですが、伊都の良いところは、きれいな空気。

3号線沿いの東区箱崎と比べると大気は雲泥の差。

学食前も自然が開けています。

駅からの道中には黒牛まで目にできます。

牛を連れてこいや、牛性や、非牛の排除といった、インド言語哲学の牛の例文も身近に感じられる環境です。

品種が違うので垂肉やこぶはありませんが。

さらに、アーリヤーヴァルタの黒レイヨウのかわりに、伊都の猪が彷徨いてます。(狸や外来ラクーンまで生息しています。)

海の底に隠れた大地の女神も救出されるというものです。

ヴァジュラヴァラーヒー信仰には最適の地かもしれません。

話は変わって周辺の古墳跡の丘陵地。

古墳展示のパネルでは遊歩道整備を謳っていましたが、予算がないため、遊歩道が実際に整備されて中に入れるのはまだまだ先のようです。
  1. 2019/02/02(土) 16:43:50|
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自分が読みたいものとは

専門書レベルで自分が読みたいと思うものは、多くの場合、自分で書くしかなかったりします。

人それぞれ、興味関心も、切り込み方も、論の進め方も、証拠の出し方も違うので、当然といえば当然ですが。

とはいえ、稀に、これぞ読みたかったもの、というのに出遭うこともあります。

そして、それが、どうして自分が読みたかったものなのか、という理由も、なんとなくわかってきました。

他者の中に自分と同じものを見出しているからでしょう。

そして、実際、他者が自分の影響を受けているということもあるでしょう。(因果関係というスヴァバーヴァプラティバンダとでも言えばいいでしょうか。)

要するに、自分の仲間を増やした方が、自分の読みたいものも増えるという今後のプラヴリッティ方針となります。

ある分野の研究会を見ると、タイトルだけで、いかにものあの先生風があって、その学風の濃さに破顔一笑。

自分と趣味の合う人は、探すよりも作ったほうが早い、急がば回れ、ということでしょう。

サンスクリット語学習得は日本人にとっては(例えばヒンディー語に比して3倍程)時間のかかる言語なので、いずれにしても、ぼちぼちとやるしかありませんが。

何事も一朝一夕では不可能でしょうけど、サンスクリットの場合は、特にそうでしょう。

早い(時間が短い)、安い(経済的にお手軽・お得)、うまい(質が良い)は、いつの時代も、対象物(例えば外食、解脱、技術習得)に人が求めるものですが、残念ながら、サンスクリット語学習に関しては、この三つがそろうことはありません。

サンスクリット語学習は、遅い・高いでしたが、インターネット・アーカイヴのPDFのおかげで、遅い・安いまではなりましたが、遅いが克服されることは、まあ、ないでしょう。

石の上にも三年。

3年間登り続けないと見えない景色もあるのだ、ということです。

パタンジャリ、バルトリハリ、ディグナーガ、シャバラ、クマーリラ、ダルマキールティ、マンダナ、ウンベーカ、ダルモッタラ、シャーリカナータ、ジャヤンタ、ヴァーチャスパティといった一流の知性と言葉を介して繋がれる悦びは、アヴィヤパデーシヤで、言詮不可能なので、各自で実感してもらうしかありません。

日本酒について、あれこれいうより、味わってもらうのが早いというのと同じです。(ワイン批評家よろしく、多彩な言語をもっていれば、比喩的言語を駆使して、なんとか言語表現可能かもしれませんが。)

味ならば、舌は生まれつき持ってますからすぐにでも味わえますが、サンスクリットの場合は、味わうための舌である語学脳(脳内のシナプス結合)を時間をかけて用意する必要があります。

まして、カーリダーサの詩の美しさについて、サンスクリットを知らない人に伝えるとなると、相当な難事となることを覚悟しないといけません。
  1. 2019/02/02(土) 08:45:00|
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