FC2ブログ

Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

published: Kei Kataoka "Jayanta on Kumarila's View of Liberation"

https://academic.oup.com/jhs/advance-article/doi/10.1093/jhs/hiz002/5443428

Journal of Hindu Studies。

新しい雑誌。

編集者から連絡があり、前年後半に投稿したのが出たそうです。

編集者も親切で、査読待ちも含め、出るのはかなり早かったです。(博多から東に新幹線で3時間弱に位置する雑誌が数年越しになることを考えると、相当はやいです。)

査読2名のうちの1名のコメントは的確で助かりました。

自分のところの大学はこの雑誌を見られない気がしますが未確認。(伊都は遠い。)

いずれにしても、家からは、書いたはいいけど、自分でも見られないという、、、、

いつもながら、指標に載るようなこの手の国際メジャー「一流」雑誌は、そのやり口に、もやもやします。

現実にあれこれ文句言っても仕方ないので、あまり考えないようにしますが。

しかし、年々値上げしているので、図書館としては、数年後には、かなり諦めないといけないようです。

パッケージの解体がどうのこうの、という話でした。

いずれにせよ、日本の大学でこの手の高い雑誌のパッケージを買えるところは、ごくごく少数になるでしょう。

銀座のウィンドウショッピングみたいな感じでしょうか。

アブストラクトは見られるけど、本体は買えないから、それで終わり。

無料奉仕(というか英語プロ校閲で金かかってるのでむしろマイナス)で供出、しかし、書いた本人は高くて見られないという。

学術雑誌に大企業ビジネスを持ち込んだなれの果て。

ガーンディーの言うとおり、一人の強欲な人を満足させるのにリソースはいくらあっても足りません。

まさか、学術雑誌のオンライン料金に図書館がアップアップになるとは15年前には考えもしなかったでしょう。(雑誌買うよりも、オンライの方が安いからオンラインに移行しましたが、そのオンラインの料金は、年々値上げ。こっちが払えなくなるまでどんどん値上げ。沈んだ船室に下から水が溢れてくるイメージでしょうか。いつか溺れ死ぬのは必至。)

誰でもアクセスできる便利な世の中、というようなイメージだったのではないでしょうか。

実際には、金持ちだけがアクセスできる、という現実。

どこぞの国の医療と似た感じになるのでしょう。

ネットワークで安く手軽に誰でもがつながるはずが、結局、不便な関所を設けて儲けようとする人がでてくるので、結局、どんなシステムにしても、不便の具合は変わらないのかもしれません。

そういえば、Journal of Indian Philosophyの実物を見たのはいつになるでしょうか?

ずいぶん見てません。

ぱらぱらとみることのできた昔がなつかしいです。

いちおう、わたしも、編集査読委員会に入ってはいるのですが、、、

もうひとつのメジャー系のインドイラニアンも、今年に入って協力したような記憶がありますが、うちの大学は確か買えてないように思います。

どっちも編集長は知り合いなので、そのよしみで協力は喜んでしますけど、なんだかなあ、という感じです。



で、このJHS。

ほかのタイトルを見ると、眞鍋あたりのやってることはフィットしそうです。

わたしは、いまひとつ、ヒンドゥー教という感じでもないので、ジャヤンタの解脱論くらいならフィットしますが、ほかだと無理があるでしょう。

バクティやってる人は、出してみてもいいのではないでしょうか。

こういう雑誌に協力する是非はともかくとして。

ところで、ミーマーンサーは、この雑誌が考える「ヒンドゥー教」に入るのでしょうか?

いまひとつ、慣用的には、フィットしない気がします。

神学に絡めるとなんとかフィットする気がしますが。

サンスクリットの神学関係、というような理解で、ここでの「ヒンドゥー研究」は捉えるべきなのでしょう。

しかし、クマーリラがやるような、ごりごりの主宰神批判とかをやると、これまたスタイル的に違うような気もしますが。

ジャガンナートに異教徒が入れないという時の異教徒の範囲と似た議論になるでしょうか。

10の化身に仏陀も入ってますが、多分、仏教徒はつまみ出されるでしょう。
スポンサーサイト



  1. 2019/05/14(火) 06:40:49|
  2. 未分類

プロフィール

Aghora

Author:Aghora

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する