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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

研究員の時間

さて,研究所などの研究員の場合,定義上は,研究だけに専念できるわけです.(現実は様々ですが.)

大学で教えるとなるとちがいます.

当然,授業もありますし,委員会もありますし,あれこれあるわけです.

つまり,細切れの時間で研究をせざるをえません.

しかも,優先順位的には,授業,委員会,余った時間(余暇も含む)での研究というようなことになります.(忙しいときには,日曜大工ならぬ,日曜研究者みたいなことにもなりかねません.)

授業優先です.(なかには,業務優先という人もいるかもしれませんが,多くの人が,バッティングする場合には,「授業があるのですいません」といって,委員会のほうを休みます.迷惑かける相手が学生になる場合には,やはり,そちらのほうを考慮するのが普通です.)

修士,博士というのは,勉強だけに専念できる時間のはずです.(実際には,学費のためやら何やらでバイトがあったりでしんどかったりするのですが,それはさておき.)

恵まれている場合には,それだけに使えます.

インド留学をすると,友達もまわりにいないので,時間がたっぷりあります.

惰眠をむさぼろうにも限界があります.

暑いと昼に寝ようという気にもなりません.

というか,午後に寝ると,ぐっしょり汗かいてどっと疲れて必ず体調壊すので回避していました.

しんどくても,扇風機の下でぼっとするか,どこか空調のあるところにでかけてじっと耐え忍ぶかするほうが得策です.

学振DCは,まだ学生でもあるので,単位をとる必要はありますが,基本,バイトもしなくていいので,たっぷりと時間があるはずです.

PDは言うまでもなし.

また,研究所の研究員も,PDと似たようなもので,自由に研究を進めることが許されています.

一番めぐまれた環境.(現在だけが存在するという経量部的観点からは。つまり将来の不安を除けば。)

そういう時間というのは,大学に就職すると,ほんとにないので,遊ばずに勉強しておく必要があります.

とくに,じっくりと大きいテキストに取り組むなど,時間のかかる作業は,記録(ノート)も含めてちゃんと残しておくとあとあと便利です.

研究助手の時だったでしょうか、カルカッタの図書館仕事にでかけたときのこと,持って行ったのはPVSVのニョーリ本一冊だけ.

図書館で写本の注文仕事が済むと,あとは待つだけ.

それで,ひたすらカフェで(というか場末の食堂をカフェ使いして)PVSVを原文で読んでました.

最初は全く分かりませんが,前後しながら何十回も試行錯誤しながら読んでいくと意味が徐々に通じてきます.

そんな悠長な作業ができるのも,24時間,時間が自由に使えてこそです.

時間がないとできません.

忙しいならば,さっさと読まないといけませんから,分からないところはカルナカ註をぱっぱと見ながら,さっさと理解していくでしょう.(山に登るのに,あれこれと道具を使うのと同じです.)

しかし,徒手空拳で,なにもなしに原文だけ読むのも楽しいものですし,力をつけるにも役立ちますし,なによりも,著者と一対一で対面する感覚があります.

きょうは,朝起きて授業に出かける前に1頁ほどは読めるかと思いきや,気が急いて集中もできず,結局一行も訳せませんでした.

そうこうしてるうちに日常の中に朽ち果てていくのでしょう.

諸行無常.

サンスクリットを読む時間もなくなったら終わりです.
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  1. 2020/01/16(木) 23:33:24|
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http://www.kyushu-u.ac.jp/f/37808/20_01_07_01.pdf
  1. 2020/01/16(木) 19:29:46|
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