Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

ダルシャナ集会

松本 723


ダルシャナ関係者の研究集会「ダルシャナ科研合宿」が,(斉藤記念フェスティバルで盛り上がる)信州松本で開催

東北大学,筑波大学,東京大学,信州大学,名古屋大学,京都大学,広島大学,九州大学など,全国各地の(数少ない)ダルシャナ研究者が集まりました

純粋に「インド哲学」に特化したもので,これだけの規模の研究集会は史上初でしょう

東西の交流がほとんどなかったに等しい一世代前のインド哲学業界からは考えられないことです

後見人の桂先生の人徳でしょう


24 日

挨拶、趣旨説明(丸井浩⽒)
桂紹隆⽒基調講演
丸井浩⽒「ハルプファスの研究成果から、<存在>をめぐる
議論の諸相をさぐる ― ニヤーヤの「śakti 論」への言及をかねて ―」
藤永伸⽒「ジャイナ教存在論概観」
加藤隆宏氏「バースカラの無明論批判と別異非別異論」
全体討論

25日
李宰炯氏「バルトリハリの時間論
— 二次的存在性(upacārasattā)と過去・未来表現の成立」
江崎公児氏「ウダヤナの滅無因説批判について」
鈴⽊孝典氏「ヴァイシェーシカ学における存在論の意義」
全体討論

研究発表も,アビダルマ・仏教論理学の存在論からヴァイシェーシカの自然哲学,さらには,ジャイナ教の存在論やヴェーダーンタ神学における存在の捉え方まで,多岐にわたるインド哲学の諸相を網羅したものでした

文法学者バルトリハリの存在論は,いつ聞いても「哲学」しています

鈴木さんのレベルの高い発表は,すでに第一回研究集会にして,ニヤーヤ・ヴァイシェーシカの存在論の意義づけについて,ほぼこれが結論か,という予感を与えるものでした

全体討議も大いに盛り上がり,会場はヒートアップ

今後の方向性などを話し合って,二日間の締め

博士課程・ポスドクの若手研究者も多数参加

遠くドイツはハレから加藤さん,ハンブルクからは張本さん,また,オーストリアのウィーンからも江崎さんが参加

刺激的な研究集会でした

松本 788
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  1. 2011/08/27(土) 10:56:25|
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