Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

陳垣の四種の校勘方法

『校勘学講義』117-121頁は,陳垣の『校勘学釈例』の四つの校勘の方法を紹介しています.(以下は内容の要約)


1.対校法:同じ書物の,祖本あるいは別本をつきあわせて読み,違う部分があれば,傍に注記していく.異同の比較.

2.本校法:その書の内部で前後の内容を対照して,異同を見つけ出し,訛誤を知る.分析と考証.その本そのものの中に比較の根拠となる資料がある.

3.他校法:他の書物を利用して校勘する方法.考証.その本が他書の文辞を引用している場合と,他書がその本の文辞を引用している場合と.原文そのままの引用と,原文の意味を転用したものと.

4.理校法:頼るべき古本が無い,あるいは数種の版本がそれぞれに異なってどれに従うべきか分からない場合,是非を判断する.分析と考証.本校法と同様に論理的類推に属すが,その証拠が,関係する専門の知識の検討によって得られる.



さらに,122頁では,著者(倪氏)は,それを内と外に分けて整理し直します.

1.内証あるいは本証:本の中での考証によって得られるもの.対校法・本校法で得られるもの.主で決定的な意味を持つ.
2.外証あるいは傍証:本の外から得られるもの.他校法・理校法で得られるもの.副次的で内証に従属する.



校勘学講義:中国古典文献の読み方
中国古典文献学・基礎篇 (1)
倪 其心 (著)
橋本 秀美 (翻訳), 鈴木 かおり (翻訳)
発行:アルヒーフ
発売:すずさわ書店
2003年11月30日 初版第一刷


1. Correction by comparison: Note variants of the text in question by checking its editions and manuscripts.

2. Correction inside the text: Correct mistakes by finding out sameness and difference inside the text by comparing with its previous and following contents.

3. Correction on the basis of other texts

4. Correction by reasoning



1 and 2 offer internal evidence (which therefore is primary), whereas 3 and 4 offer external evidence (which therefore is subsidiary to the primary evidence).
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  1. 2013/02/02(土) 18:20:00|
  2. 未分類

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