Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

received: George Cardona "Pāṇini’s dates and the evidence of coinage”

カルドナ先生から論文を頂きました.

パーニニがコインに言及すると一部の研究者が言っているが,そのようなことはない,というのが結論です.

パーニニが言及しているのは金とか銀といった貴金属の量(parimāṇa)に過ぎないということです.

したがって,コインへの言及を根拠にパーニニの年代を決定することはできない,というのがカルドナ先生の議論です.(ちなみに,インドの最初のコインは紀元前4世紀のGandharan Punch Marked Coins打刻印貨幣です.)

カルドナ先生自身は,別の根拠から,紀元前500年にパーニニの年代を置きます.

George Cardona
"Pāṇini’s dates and the evidence of coinage"
pp. 151-177

In:
INDOLOGICAL RESEARCH
DIFFERENT STANDPOINTS
(Erudite lectures delivered in the Department of Sanskrit Sahitya, Sree Sankaracharya University of Sanskrit, as part of the ‘Project Erudite — The Scholar in Residence’ launched by Kerala State Higher Education Council)

Editor: P. C. Muraleemadhavan
Year: 2013

Price: Rs. 150 ($ 10)

Published by
Department of Sanskrit Sahitya Sree Sankaracharya University of Sanskrit, Kalady P. O., Ernakulam Dist. Kerala State — 683574


ナイスなシュローカが引用されているので孫引き.

Ślokavārttika in Mahābhāṣya on A 5.1.19:
ūrdhvamānaṃ kilonmānaṃ parimāṇaṃ tu sarvataḥ/
āyāmas tu pramāṇaṃ syāt saṅkhyā bāhyā tu sarvataḥ//

現代日本語に訳すなら,ここでのプラマーナは「量」というよりも,「長さ」になるでしょう.
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  1. 2013/04/21(日) 08:10:05|
  2. 未分類

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