Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

貝葉鬱

Bayou Blues といえば,南部ザディコの大物,クリフトン・シェニエの名アルバム.

明るくご機嫌です.

いっぽう貝葉写本は,調子よく行ったかと思うと,見事に鬱にしてくれることがあります.

南インドの写本は,ヤシの葉っぱをなめした貝葉(ばいよう)写本.

いま扱っているのは,ケーララ州のマラヤラム文字の写本.

北インドのデーヴァナーガリー文字の写本は,古くは貝葉ですが,最近のものは多くが紙写本です.

文字もそれなりに大きくて扱いやすいものです.

いっぽう,南インドの写本は,最近まで貝葉で,とにかく文字が小さい.

見るのに疲れます.

パソコン画面で大きくしてから見る必要があります.

高価なノートに,貧乏学生がぎっしり詰めて書くのと同じで,貝葉も,決して安い素材ではありませんから,ぎっしりと詰めて書いてあります.

葉っぱの大きさに限定されますから,紙みたいに,人間に合わせた大きさではありません.

久々に見るマラヤラム文字にも慣れてきて,調子よく校訂作業を進めていると,途中から,なんと断簡.

左半分だけが残っていて,写本の右半分がどこかにいってしまっています.

これをいちいち記録するのは,かなり面倒な作業です.

幸い,詩節なので,記録はまだ簡単です.(第9詩節のaパーダの3音節目から,第12詩節のbパーダの4音節目までが欠落,などど書きます.)

散文だったら,えらく面倒な作業になるところでした.

ともあれ,左半分だけを解読.

記録します.

さらに,読み進めていくと,左の断簡と,右の断簡が分かれていて,別々に撮影してあるものがありました.

この場合,左と右とをつなげて読むと,綺麗に繋がります.

写本は,表も裏も,両面で有効活用してありますから,当然,この作業は,表裏の二回くりかえすことになります.

左の断簡を見てから,写真を切り替えて,次に右の断簡.

さらに裏についても同様の作業.

いやはや,面倒な作業です.

ただでさえ南インド文字の写本は時間がかかりますが,このような断簡状態になると,ますます時間を取られます.

fragments3405983456234

二か所に穴があいているのは,紐を通すための穴です.

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  1. 2014/04/08(火) 18:35:40|
  2. 未分類

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