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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

返答を思いつかない時

NS 5.2.18は「閃かないとは,返答を思いつかないこと」と定義しています.

論争に於いて答えを思いつかない場合,負けになります.

ダルマキールティは,「詩を唱えたりして(ślokapāṭhādinā)時間をやり過ごす人」と言っています.

ジャヤンタは,それを意識してでしょう,次のような詩を創作しています.

hṛtpuñḍarīkavikasatsakalānavadya-
vidyāvadātavadanaḥ kva jano 'smadādiḥ/
kvāyaṃ baṭuḥ katipayākṣaraleśalipta-
jihvānvitaḥ katham anena sahābhidadhmaḥ//
dānārdragandhagajakumbhakapāṭabhedi-
bhīmasphurannakhaśikhāśikharaḥ kva siṃhaḥ/
kvāmī samīraṇavidhūtapurāṇaparṇa-
pātodbhavadbhayaviloladṛśaḥ kuraṅgāḥ//

心臓の白蓮に花咲ける,全ての人に非の打ちどころのない
学知に洗い清められた口を持つ,私の如き者と,
ほんの僅かな音素に塗られた舌を持つ
この坊やの,何たる違いぞ.どうしてこんなやつと私が議論しようか.

分泌液に濡れた芳しき象のこめかみの広がりを裂く
恐ろき立った爪とたてがみを頭に持つ獅子と,
風に揺れた枯葉の落下より生じる恐怖に
目をきょどきょどさせているこの鹿達との,何たる違いぞ.



さすがジャヤンタです.

韻律はvasantatilakāです.

福津海岸 043
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  1. 2014/06/14(土) 05:35:11|
  2. 未分類

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