Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

ナーガールジュナはプドガラ論者!?

朝二は、ダン。

東大、龍谷と終えての台湾。

アジアツアー最終です。

実体化された自分であるアートマン、これをアビダルマ流に無情なダルマに還元しようとしても、どうしても、受取手である自分が残ってしまいます。

アビダルマ流の無情還元は、私の自分があなたの自分でないことを説明できません。

ダンの着想は、最近のガネーリの著書からアイデアを得たもの。

ガネーリは、四百論から、面白いパッセージを引っ張ってきています。

君のアートマンは私のアートマンではない。だから、そのようなものは、必ず(絶対に変わらず)アートマンである、ということはない。

ここからダンは、受取手としての自分が、どうしても残ることを見て取ります。

そして、プドガラに注目。

固定化した有自性のアートマンと異なるものとしてのプドガラをナーガールジュナが認めていた、という方向です。

つまり、歴史的にそうかどうかはおいておいて、哲学的に整理すると、ナーガールジュナはプドガラ論者だった、というわけです。

ついでに、デカルトとハイデッガーまで持ってきてました。

つまり、

res extensaなatmanは、Daseinなpudgalaではない。

というようなことになります。

ダンが著書(沼田の賞を受賞)で示したアイデアに対しては、いろいろと既に批判があるようですが、示唆に富む発表でした。

残念ながら、ダンはIABSには来れないとのこと。

中観は、みんな違うことを言っていて、そういう点で、おもしろいです。

いろんな読み方を許すナーガールジュナの魅力でしょう。
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  1. 2014/06/29(日) 06:46:29|
  2. 未分類

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