Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

クリシュナとゴーピーの関係

NIISSR5 263

クリシュナ神は、多くのゴーピー(牛飼いの女性)達と遊んでいます。

問題となるのは、ここで、ゴーピー達が、人妻だということです。

次のような反論が登場することになります。

シュリンガーラ(恋愛)の情調を主とする文学・ドラマにおいて、愛人関係(不倫)は不適当ではないのか?

すなわち、倫理的に見てアダルマ(悪)である不倫関係が描かれるのは、詩論美的におかしい、というわけです。

upapati、すなわち、もう一人の主人、愛人、aupapatya愛人関係、です。

ルーパ・ゴースヴァーミンは、次のように答えます。

UNM 1.21: ここで「低俗さ」が指摘されたが、そのようなことは、一般のヒーローに当てはまるのであって、クリシュナについては当てはまらない。というのも彼は、情感のエッセンス(恋愛の情調)を味わうために降臨しているのだから。

一般の主人公であれば、不倫関係は不適当であり、彼らがそのようなことをするならば彼らは「低俗」であり嫌悪すべき対象となりますが、クリシュナは、スーパーな神ですから、そのような劣悪性が彼に当てはまる心配はないということです。

実際には、クリシュナとゴーピー達との関係は永遠であり、ゴーピー達を人妻とするのも実は間違った見方であり、単に幻に他なりません。

「それゆえ、彼女たちは、あらゆるものと異なっており(ユニークな存在であり)、シュリークリシュナのみの愛しい人である」

「他人の妻ということはありえないので、降臨において、彼女たちを他人の妻と思うのは、幻由来に他ならない」

このように実際には、クリシュナとゴーピー達の関係は永遠であって、むしろ、ゴーピー達と彼女らの夫との関係のほうが見せかけのものだ、というのがジーヴァ・ゴースヴァーミンの解決方法です。
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  1. 2014/08/12(火) 08:00:39|
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