Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

有性を持つもの

TsukiToKameAkizuki530945832.jpg


では,「有る」というのは,有性を持つものを指すと考えればどうでしょうか.

こうすれば,個々のものを一般的に一者としてまとめながら,なおかつ,同格表現を説明できます.

「有る」→有性   物体性←「物体」
       |     |
        有る物体

「有る」が指すのは,有性を持つものであり,いっぽう,「物体」が指すのは物体性を持つものです.

これにより,同格表現の問題もクリアーできます.

二つの表現は,同じものを指すことができます.

というのも,有性と物体性とは同じものに同居しているからです.

しかし,これにも問題があるとディグナーガは言います.

「有る」が有性を指す場合,その意味は直接のものでした.

しかし,「有る」が有性を通して,有性を持つものを意味するならば,その意味は間接的となってしまいます.

意味というのは直接的なものでなければなりません.

間接的な表現というのは比喩表現です.

語が全て間接表現・比喩表現になってしまうのです.

これは困ります.
スポンサーサイト
  1. 2015/01/15(木) 08:14:33|
  2. 未分類

プロフィール

Aghora

Author:Aghora

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する