Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

ヘーヴァジュラ注

ムクターヴァリーの冒頭第二詩節は,基本構造は,「ヘーヴァジュラに,真珠のネックレスのような注釈が作られる」というものですが,そこに形容詞が係っています.

A.それによりスートラに従うことが示された(糸通しが示された)
B.プラマーナの働きによって証明された(量と丸みにより完成した)
C.明晰な(純白の)
D.心地よい(胸につける)

まとめると,
I.ヘーヴァジュラの注釈――A.[タントラが]スートラ(アーガマ)に従うこと(調和すること)を示す,プラマーナの働きによって証明された,明晰な,心地よい――が作られる.

II.真珠のネックレス――A.糸通しが示された,サイズと丸みにより完成した,純白の,胸につける――のような注釈が作られる.

ということになります.

IIの意味に読む際には,それほどスムーズじゃないので,少し工夫が必要になりますが,それでも,言いたいことは明らかです.

基本,教証と理証の裏付けがあるということです.

スートラとプラマーナということで,そこから,自然と,糸と量,そこから,ネックレス,という発想です.

以上,アイザクソン教授の解説.

新鮮な気持ちで読みましたが,彼によれば,昔,一緒に読んだことあるそうです.

東京の時のことですから,紀元後2000年に彼が滞在していたときでしょう.
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  1. 2015/02/13(金) 07:17:21|
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