Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

शिवा or शिव, that is the question.


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店名の文字表記(デーヴァナーガリー,タミルマラヤーラム,アルファベット)に若干のずれを発見.

まず,ローマナイズ表記のwaraはwalaとすべきか.

あるいは,研究者風に正確に書くとvālāです.

r/lの交替は,日本人にはよくあります.

あるいは,カタカナをローマ字表記に戻しただけ,という主張であれば,raのほうが正しい,という主張も成り立ちます.

しかし,その場合は,ShivaやCurryという英語表記の説明がつきません.

やはり,最小限の訂正としては,walaとすべきでしょう.

あと,デーヴァナーガリー文字のशिवा(śivā)は,शिव(śiva)が正確です.

ただし,ヒンディー語発音すると最後のaが脱落してシヴァ(或いはシヴァー)ではなく,シヴと発音されてしまうので,それを聞いた(確認インフォーマントの)インド人の知り合いが故意に伸ばして書いたのかもしれません.

しかし,伸ばしてしまうと,サンスクリットの響き的には形容詞になってしまうので,「シヴァ神のカリー」というような意味ではなく,「優しい・柔和なカリー」という意味になってしまいます.

信者に恩寵を与えるマイルドなカリーということが意図されている,という読みが成り立つならば一層興味深いところですが,その場合は,左にあるシヴァ神の絵との整合性に問題が生じます.

また,शिवा करीवालाのスペースを考慮するならば,ひょっとすると,शिवाは,करीではなくवालाのほうに係っているという見方も成り立つかもしれませんが,おそらくこのような見方は想定過多でしょう.

ともあれ,タミルマラヤーラム文字では短くśivaと表記してあるので,デーヴァナーガリー文字表記とタミルマラヤーラム文字表記との間で不一致があることは確かです.

最小限の訂正としては,やはりशिवに直すべきでしょう.

結論:
1. wara > wala
2. शिवा > शिव
タミル文字ではなくマラヤーラム文字でした.

訂正ありがとうございます.

日頃,マラヤーラム文字もグランタ文字(タミル文字のサンスクリット転写用)も――ほとんど同じです――,あまり区別せずに写本を読んでいるので,同じ感覚で読んでしまいました.

マラヤーラムを読む人がグランタを読むと「変なマラヤーラムだな」と思い,グランタを読む人がマラヤーラムを読むと「読みにくいグランタだな」と思います.

ここ最近は,マラヤーラム文字写本ばかり扱っているので,両者の違いを意識することなく読んでしまいました.

どちらかなと迷ったときは,kaが特徴的に違うので,それを指標にします.
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  1. 2016/05/17(火) 22:18:02|
  2. 未分類

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