Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

日本南アジア学会



日本南アジア学会.

今回は,神戸市外大にて開催.

開催校の責任者は大石さん.

一日目午後のシンポは,神戸におけるインド商人について.

海外からの二名の発表を含め,シンポは,すべて英語での発表でした.

また,個別のパネル,セクションも,半数以上が英語での発表という,極めて英語化した大会となりました.

次期の理事長は水島先生が選出されました.

来年は30回目の節目の記念大会になるとのことでしたが,学会は現状,事務の引き受けてもなくて大変だから,「私の代で解散選言するかもよ」との厳しい決意表明.

たしかに,南アジア学会,いろいろと問題を抱えています.

わたしとしては,もう少し緩く,日本のインド研究者が気楽に集う場となってほしいのですが.

あまりに英語化するのも,無駄に敷居が高くなって,若手の参加を促すには逆効果でないでしょうか.

また,分野外の者にとっては(たとえば古典研究者にとっての現代インドの経済の研究など),インド研究のあれこれの現状を窺うのに,いちいち英語で聞くというのも面倒です.

というのも,日本人が英語で発表すると,発音からして,分かりにくいので.

(つまり,英語人→日本語人ならいいのですが,日本語人→英語→日本語人だと,情報の伝達スピードや正確さが,どうしても劣化する.)

下手な英語を聞くくらいなら,同じ日本人同士なので,日本語でやってもらったほうが速いというものです.

英語でやりたい人は英語でやればいいので,まあ,適度にちゃんぽんな学会でいいでしょう.

同時並行の複数ある,どれか一つのセクションは英語,というくらいで十分だと思います.(つまり,1/3,あるいは,1/4程度.)

突っ込んだ内容の英語での発表は,個別の専門化した余所の学会でやればいいのではないでしょうか.

たとえば私がインド哲学の非常に専門的なサンスクリットの内容(インド思想史学会でやるような内容)を南アジア学会で英語でやるとなったら,あまり賛同を得ないことでしょう.

私なら分野外の人の多くが理解できるような内容を,南アジア学会では選びますし,会場の多くが理解できるように日本語でやるでしょう.

現代インド研究は,南アジア学会から派生したINDASプロジェクトで盛んとなっていますが,その母胎となった南アジア学会は,先行き不安な感じです.

金のかかる割に,会員の世界的プレゼンス向上に役立っているとはとても言えない気がする(つまりパブリシティが低いと思われる)英文雑誌は勇気をもって止めるべきだと思います.

昔のように,雑誌はひとつでいいのではないでしょうか.言語選択は,その中でちゃんぽんでいいでしょう.

来年2017年の開催校は,東洋大学.
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  1. 2016/09/26(月) 07:15:23|
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