Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

紀元後十世紀頃

この時代,結構,充実しています.

まず,わたしがずっとやってきたジャヤンタ.

アレッサンドロのまとまった研究も出て,かなりやりやすくなりました.

資料の全体が見えているので,これからは,迷うことがありません.

実際,これからやろうという若手も各地に増えています.

時間はかかりますが,流れは,いったんできると,変化が早いように思います.

同じく,ラトナーカラシャーンティ,ジュニャーナシュリー(J),ラトナキールティ.

Jはサンスクリットが難しく,テクストの悪さもあったでしょうが,頼りなしに挑む人が少ない文献でした.

無酸素単独登頂みたいな感じです.

しかし,徐々にここらへんをやろうという人も増えてきています.

今回のマヒドンでの読書会,JのSSS.

Jの中でも特に難解とされています.

桂先生も昔,何度か読み通そうと挑戦されたそうですが,途中で挫折されたとのこと.

今回の読書会では,院生が写本も予め照合してくれているので,かなり前進しています.

写本から見ると,やはり,現行のエディションでは,ちょこちょこと違うので,それが全体像をぼやかしてしまい,ついには読者を挫折に追い込むのも無理はありません.

しかし,ちゃんとしたエディションを一旦見てしまえば,実際,それほど読みづらいわけでもありません.

もちろん,ラトナーカラシャーンティのPPUみたいに誰にでも分かるように書いているわけではありませんが.

やはり,写本チェックというのは,この手の文献を読む際には欠かせません.

アポーハ関連でやらざるをえなくなったスチャリタミシュラもこの時代です.

ヴァーチャスもいますし,また,バーサルヴァジュニャもいます.

あれこれと横の交錯関係を気にしながら研究するには,非常に面白い時代です.

魅力的な分野であるのは間違いありません.

それに,一緒に読んでくれる仲間がいるというのは,非常に幸せなことです.

この時代の前後,ぱっと思い付くだけでも,魅力的な著者たちがひしめいています.

シャーリカナータ
ジャヤンタ
スチャリタ
ヴァーチャスパティ
ラトナーカラシャーンティ
ジュニャーナシュリー
ラトナキールティ

これに,ヴィヨーマシヴァ,バーサルヴァジュニャも入ります.

シャイヴァや(仏教の)密教も入れると人がいすぎて大変なことになります.
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  1. 2017/03/27(月) 01:37:36|
  2. 未分類

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