Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

伝バーサ作『カルナの重荷』解説(5)

5. Śalyaを御者として出陣
大戦16日目,Droṇaの死後,Duryodhanaは,Karṇaをクル族側の大将に据える.Duryodhanaとしては,Pāṇḍu側の最強の戦士Arjunaをまず倒すことを望む.KarṇaはArjunaと戦い,Śalyaが御者となれば,Kṛṣṇaを御者とするArjunaに十分に勝てるとの感触を得る.Duryodhanaは渋るŚalyaの同意を取り付ける.

大戦17日目,Duryodhanaは使者をKarṇaの元に送り,会戦を告げる.しかし使者が驚いたことに,Karṇaの表情は悲しみに沈んでいる.Karṇaは御者のŚalyaに向かい,Arjuna――Karṇaと戦って戦死しなかった例外――の所に進むよう命じる.しかし,Pāṇḍava兄弟が,実は,自身の兄弟であることを思案してKarṇaの苦悩は増す.また弟達を殺さないという母Kuntīとの約束も重荷となる.さらに,武芸の師匠であるParaśurāmaの呪いが実を結ぶことになるのも予期している.果たして師匠の呪いどおり,Karṇaの武器は無力となっている.また馬・象は闘志をなくし,ほら貝とドラムは鈍く鳴るのみ.
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  1. 2017/08/12(土) 09:29:24|
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