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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

backstage



久々に赤坂のバックステージ。

むかしジャズ研のTが哲学科にまだいたころ、彼がここによく出入りしていました。

「福岡城」終演後のセッションに彼が参加するのを見に行ったのを思い出します。




ところかわって留学中の話。

ウッズランドにはミールスをたまに食べに行ってましたが、同じ並びのサヴェーラホテルのレストランは、さすがに高いので、しょっちゅうは行けません。

まして、さらに高い5つ星のホテルとなると、敷居が高すぎます。

どうしても暑い日に、ACの効いた空間でビールに涼を求めるというので、三上さんと連れ立って行ったことがあります。

冷えたビール一本飲むだけで、相当しますから(といっても日本円にすれば大したことはなかったですが)、そう気安くはいけません。

一階のラウンジでは、3ピースのバンドが演奏中。

「日本人が来た」というので、日本にちなんだ曲を演奏してくれたのを覚えています。

そんなのより、もっと別なのが聞きたかったのですが、まあ、気持ちは嬉しいので、三上さんとニヤニヤ。

にしても、そのときに弾いていたベースが、共鳴箱に紐をはっただけ。

それで、立派にベースの音がしてました。

ギターも、どうみても、安っぽい、永遠にチューニングが合わなさそうなギターでしたが、二人とも、非常にうまかったのを覚えています。

箱ベースにギターが二本。

ジョンテイバーがマドラス滞在時に泊まっていたホテルも同じ。

呼んでくれて、一緒にそこのラウンジでビールを飲みました。

確実に冷えたビールが飲めるというのは、やはり嬉しいものです。

ある日のこと。

「きょうは飲むぞー」

と三上さんが朝から大張り切り。

夕方になって、いつも行く近くの酒屋に出かけていきました。

しばらくすると、

「ちきしょー」

と怒鳴りながら新聞紙に包んだカリヤーニーを抱えて帰ってきます。

どうしたのかと聞くと、日中停電のため冷蔵庫のどのビールも生ぬるだったとのこと。

一番ましなのを買ってきたそうですが、求める冷たさとは大違い。

朝からの夢が崩れたのでした。

街中停電では、お手上げです。

怒りのぶつけようもありません。




ヤギのような行為対象を苦しめるのは悪である(同様に自分も後々苦しむことになる)、と黄金律を持ち出してくる仏教徒に対してクマーリラは、では、酒という行為対象を苦しめていないので、酒を飲むという行為は悪ではなくなると揚げ足を取ります。

さて、ビールをののしる行為は悪なのでしょうか?

人間、動物、植物、無情物といった分類を考えた時、無情物にあたりちらすという行為は、客観的な悪さ(たとえば動物を殺すことで動物が苦しむ・木を切り倒すことで環境が損なわれるetc.)は何も生み出さないのでその観点からは決して悪とはいえないでしょうが、主体的・倫理的な意味では荒々しい行いですから、修道論的には苦果因ということになるでしょう。

あきらかに瞋恚は解脱から遠ざからせます。

あるいは、日中の熱さに散々苦しめられていますから、その分、無情物にあたりちらすことでやり返したので、穴埋め的にバランスが取れたというのが怒っている当人の主観的な見方かもしれません。




にしても、日中の暑さを耐え忍んだご褒美が、生ヌルのビールとは、さんざんです。

ナマといえば、三上さん、しばらくプーナに行って帰ってきてからは、いかにプーナがすごいかをよく語っていました。

毎回、最初に言及するのが、「プーナはすごい。なにしろ生ビールが飲めるから」という論証式でした。
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  1. 2019/05/12(日) 01:37:23|
  2. 未分類

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