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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

世界哲学史目次

1巻(古代Ⅰ) 知恵から愛知へ
序 世界哲学史に向けて 納富信留
1 哲学の誕生をめぐって 納富信留
2 古代西アジアにおける世界と魂 柴田大介
3 旧約聖書とユダヤ教における世界と魂 髙井啓介
4 中国の諸子百家における世界と魂 中島隆博
5 古代インドにおける世界と魂 赤松明彦
6 古代ギリシアの詩から哲学へ 松浦和也
7 ソクラテスとギリシア文化 栗原裕次
8 プラトンとアリストテレス 稲村一隆
9 ヘレニズムの哲学 荻原 理
10 ギリシアとインドの出会いと交流 金澤 修

2巻(古代Ⅱ) 世界哲学の成立と展開
1 哲学の世界化と制度・伝統 納富信留
2 ローマに入った哲学 近藤智彦
3 キリスト教の成立 戸田 聡
4 大乗仏教の成立 下田正広
5 古典中国の成立 渡邉義浩
6 仏教と儒教の論争 中島隆博
7 ゾロアスター教とマニ教 青木 健
8 プラトン主義の伝統 西村洋平
9 東方教父の伝統 土橋茂樹
10 ラテン教父哲学 出村和彦

3巻(中世Ⅰ) 超越と普遍に向けて
1 超越と普遍への知 山内志朗
2 東方神学の系譜 袴田 玲
3 教父哲学と修道院 山崎裕子
4 論理と真理 永嶋哲也
5 自由学芸と文法学 関沢和泉
6 イスラームにおける正統と異端 菊地達也
7 ギリシア哲学の伝統と継承 周藤多紀
8 仏教・道教・儒教 志野好伸
9 インドの形而上学 片岡 啓
10 日本密教の世界観 阿部龍一

4巻(中世Ⅱ) 個人の覚醒
1 都市の成長と個人の覚醒 山内志朗
2 トマス・アクィナスと托鉢修道会 山口雅広
3 存在と本質 本間裕之
4 イスラーム哲学 小村優太
5 情念と倫理 松根伸治
6 中世の認識論 藤本 温
7 中世哲学の総括としての唯名論 辻内宣博
8 朱子学 垣内景子
9 鎌倉時代の仏教 蓑輪顕量
10 中世ユダヤ思想 志田雅宏

5巻(中世Ⅲ) バロックの哲学
1 中世から近世へ 山内志朗
2 神秘主義 渡辺 優
3 経済と倫理 山内志朗
4 近世スコラ哲学 アダム・タカハシ
5 イエズス会とキリシタン 新居洋子
6 神学と哲学 大西克智
7 科学論と方法論 池田真司
8 朝鮮思想と日本 小倉紀蔵
9 明時代の中国哲学 中島隆博
10 朱子学と反朱子学 藍 弘岳

6巻(近代Ⅰ) 啓蒙と人間感情論
1 啓蒙の光と影 伊藤邦武
2 さまざまな道徳感情論 柘植尚則
3 社会契約というロジック 西村正秀
4 啓蒙から革命へ 王寺賢太
5 啓蒙と宗教 山口雅広
6 植民地独立思想 西川秀和
7 批判哲学の企て 長田蔵人
8 イスラームの啓蒙思想 岡崎弘樹
9 中国における感情の哲学 石井 剛
10 江戸時代の「情」の思想 高山大毅

7巻(近代Ⅱ) 自由と歴史的発展
1 理性と自由 伊藤邦武
2 ドイツの国家意識 中川明才
3 西洋批判の哲学 竹内綱史
4 資本主義経済の批判 佐々木隆治
5 進化論と功利主義の道徳論 神崎宣次
6 数学と論理学の革命 原田雅樹
7 「新世界」という自己意識 小川仁志
8 スピリチュアリスムの復活 三宅岳史
9 インドの近代思想 冨澤かな
10 「文明」と近代日本 苅部 直

8巻(現代) グローバル時代の知
1 分析哲学の興亡 一ノ瀬正樹
2 大陸哲学 檜垣立哉
3 ポストモダン 千葉雅也
4 ジェンダー 清水晶子
5 哲学と批評 安藤礼二
6 イスラーム 中田 考
7 中国の現代哲学 王前
8 日本の哲学の連続性 上原麻有子
9 アジアの中の日本 朝倉友海
10 アフリカ哲学 河野哲也
総論 伊藤邦武




ないものねだりは承知で勝手な注文をつけるならば,,,,

インド(チベット)仏教関連で哲学っぽいものを,という趣旨で考えた場合,目次だけから判断するに,すべて2の下田先生に丸投げしている感がありますが,一本だけでは荷が重いのではないでしょうか?(下田先生の専門から考えるに,経典からの説明が中心になるでしょうし.)

まだ第二巻は未刊なので,中身がどうなるのかは知りませんが,やはり,中観・唯識は,ずっとチベットまで伸び,さらに,中国・日本まで来ますから,もう一人くらい,中観・唯識のいずれかで,インド・チベットくらいの展開が見られるものがあってもよかったかもしれません.

東アジア仏教の展開においても,発想の源になっていますから,やはり,論書の展開を,もう少し詳しく伝えてもよかったように思いますが.

より哲学的(論書的)な観点から書けるとなると,やはり,後代のチベット仏教あたりから俯瞰できるひとがあっても良かった気がします.

まあ,中観・唯識に関しては,すでに余所でいくらでもあるので,わざわざこのシリーズで扱う必要もないかもしれませんけど.

それに,すでに,ぎりぎりいっぱいで,入れる余裕などないでしょうけど.(しかし,たとえば,日本哲学・日本思想というにしても,その発想の大元にある中観的なものの見方について,押さえる必要がでてくるでしょう.あるいは,中観など完全に無視して,東アジア仏教の思想展開が考えられるのでしょうか.真諦も南都仏教の人もびっくりでしょう.)

しかし,純粋に「高度な哲学」「入り組んだ思索」ということでいうと,チベット仏教を除くのは,かなりバランスを欠いている気がします.

どこかで触れないと,という気はします.

時代的にどこに入れるかは難しいところですが.

ダライラマ猊下も,まさか,「世界哲学史」の中で完全無視されるとは思わないでしょう.

この手のシリーズは,取捨選択が大変です.

分野のあてがついても,単純に,書いてくれる人がいない,という場合もあるでしょうし.(忙しくて断った方もきっといらっしゃることでしょう.)

現実的には,時代区分で機械的に作った各お題から担当者に割り振るよりも,availableな人から逆算して目次を組み立てたほうが,いいものができるのかもしれません.

演繹的よりは帰納法的.

さらに現実的には,両方なのでしょうけど.

往還.

わたしがインド・仏教関係の哲学・思想でもし作るならば,ぱっと思い浮かぶところで,あれやこれやの各先生方には,お願いするところですが,おおかた,断られるかもしれません(笑).

この手のものは,タイミングもあるのでしょう.

ともあれ,昔なら単行本で出したようなシリーズでしょうけど,いまや,新書じゃないと,誰も買わないのでしょう.




執筆者紹介の頁の稲村氏の項(私の買ったものは電子版なので頁数なし)

(『思想』一一四三号など > (『思想』一一四三号)など

括弧が閉じられてません.
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  1. 2020/01/20(月) 08:16:45|
  2. 未分類

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