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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

Moro 2019

Metalogic in East Asia:
Discussion on the Antinomic Reason (*viruddhāvyabhicārin) in P'an piryang non
Moro Shigeki
International Journal of Buddhist Thought & Culture
Vol. 29
No. 2
69-91




p. 71
Niyāya > Nyāya

p. 78
We can conjecture that Wonhyo used a kind of reductio ad absurdum.


とありますが,なぜ,背理法(帰謬法)になるのか,英語で書かれているので,いまひとつ師さんの意図を掴み損ねているかもしれませんが,どうも,わたしには,帰謬ではなく,残余法(消去法)だと思えるのですが.

ロジックを整理すると,

因は正因・不成立因・不定因・矛盾因のいずれかに分類される
相違決定は正因でもなく,矛盾因でもなく,不成立因でもない
ゆえに相違決定は不定因に分類される

というようなことなので,消去法pariśeṣaでいいような気がしますが,なにか見落としているのでしょうか?

護山あたりに聞いておいてもらいましょう.

p. 79
For any reason h(h') of the antinomic reason


とありますが,遍充式を述べているので,あくまでも,あらゆる因について当てはまると思うので,For any reasonとなるのであって,of the antinomic reasonという限定は不要のように思いますが,どうなのでしょうか?

つまり,なんであれ或る理由について,もしそれが二条件を満たしているなら,それは相違決定である,との意図なら分かりますが,なんであれ或る相違決定について,もしそれが二条件を満たしているなら,それは相違決定である,というようなことは,意図されてない気がしますが.

注の26を見る限り,無限定の理由についてのように思いますが.(Whatever ....とあります.)

いまひとつ,最後のトートロジーを生み出すことになる,最初の限定(....... of the antinomic reason)の意図が分かりません.

英語なので,なにかのニュアンスを掴み損ねているのかもしれませんが.




ともあれ,インド人にとっても元曉にとっても,誰にとっても問題となるところは同じなので,面白いところです.

さらに,そこに,写本(伝承)の問題まで加わって,面白さ倍増です.
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  1. 2020/01/20(月) 19:30:07|
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