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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

kane kane kane

助手のT澤さんに最初に言われたのは,

「うちの分野は入ってくるんじゃなくて,出ていくんだよ」

ということ.

金です.

金を求めては,そもそも,無理な分野ですから.

金だけでなく時間も出ていきます.

教科書的な必須インド本を買おうというだけで,ナガラに頼んでそこから半年.

Moriさんが忘れていたりすると,1年後だったり.

というわけで,本買うのにも,なんでも使いそうになりそうなものは,あるいは,先輩が使っているものは,とりあえず注文しておく,という感じでした.

学部,修士の頃に,とにかく本は買いまくっていました.

さいわい,インド本の価格がまだあがるまえで,時間さえ待てば,安く買うことができたので,よかったです.

旅行しても,デリーやベナレスならまずやることは,本屋さんめぐり.

チョーカンバーあたりで,ごそごそと,ほこりまみれになりながら漁りました.

気の利いたところは,店主とお茶のみながら,あとは小間使いが屋根裏からどんどん持ってきてくれてましたけど.(しかし,自分の目で見たほうが,なにがあるか分かりますから,実際は,そっちのほうがいいのですが.)

結果として,高い欧米本や国内本を買うことなどできるわけもなく,一次資料ばかり,買い揃えることになりました.(K先生の一切智者本も,高くて買えるわけもなく,懇意にしている先生から厚意でいただいたものでした.中村本も,修論でひっくり返す必要がありましたが,助手の横地さんに一式,長期でかりて,使っていました.)

それが逆に,実力をつけるにはよかったかもしれません.

下手に欧米の二次資料から入るよりは,わけ分からずとも,一次資料にダイレクトにあたったほうが,実力が身につくのは,いまならよくわかります.

金が出ていく第一は資料ですから,それが安くそろえられたのはラッキーでした.

もっとも,金のかかるのは,コピーのほう.

入手不可な本は,コピー(および製本)になります.

いまや,古い資料ほど,ネットにありますから,助かります.

そもそも,いまは,すくなくともインドから出ている一次資料に関しては,たいして買い揃える必要もなく,基本的なものは,たいがいネットでフリーで揃います.

良い時代です.

金なくても,相当程度に進めるのですから.

インドに留学にいってからは,さらに病膏肓に入るではないですが,一次資料の出版本ではあきたらずに,写本集めに.

このときは,ルピー持ちですから,とにかく,持ってるルピーは,調査旅行と写本に.

生活費がそもそも大してかかりませんから,資料に使うしかありません.

しかも,M部省から天竺に送金され,S〇Iの口座に入金される時点で,Rピーに一度変えられてしまっているので,持って帰ることもできませんし.

写本ばっかりは,いまだ,ネットでもほんの僅かしか公開されていませんから,集めておいてよかったです.

しかも,世の中,どんどんケチになってますし.

写本ひとつに,外人値段だと10万円とられたりとか,どうなっているんでしょうね,昨今の価格設定は.

ともあれ,コピー取らせてくれるだけ御の字ですけど.

さっさと,写本も,ネットでフリーアクセス,という時代にどんどん突き進んでほしいものです.

倫理的に何の問題もないでしょう.

問題なのはケチな心の狭さだけ.
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  1. 2020/02/27(木) 19:44:36|
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