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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

シヴァとパールヴァティーの結婚生活

結婚式が終了すると,ヒマーラヤ山は,喜びの涙で目をぐしゃぐしゃにしながら,シヴァ神とパールヴァティー女神とに頭を下げました.二人は一晩そこですごしました.翌朝,ヒマーラヤ神に挨拶をしてから,マンダラ山に向かいました. シヴァ神が女神とともに去った後,ヒマーラヤ山は妻のメーナカーとともに,自分の町全体が空虚になったかのように思いました. それからシヴァ神は妻とともにマンダラ山で,いろいろな場所でいろいろな遊びをしながら楽しく過ごしました.あるときパールヴァティーは,無憂樹を息子代わりにしました.そして,かぐわしい麝香の水をいつもかけていました. このようにして長いときがすぎたある時,インドラに促されてブリハスパティ仙が頭を下げながらパールヴァティーに言いました. 「女神よ.あなたはシヴァの最愛の人であり,それゆえ,全ての生類の母親です.それゆえ私はあることをあなたに言わねばなりませぬ.お考えください.息子は身体の果実と賞賛されています.息子なしには身体は果実を失ったも同然,生まれてきて何になりましょうか.だからすべての人は息子を常に愛するのです.この慣習を見てください」と. パールヴァティーは喜んで言いました.「息子がいかに偉大かをあなたに聞かせましょう.砂漠に井戸を作る人は,その滴の一滴一滴により何年も天界に住むことでしょう. ため池の果報は井戸の十倍.湖の果報はため池の十倍.木の果報は湖の十倍.息子の果報は木の十倍です.」と. 以上のパールヴァティーの返答を聞いて,ブリハスパティは喜んで立ち去っていきました.神々の目的を果たそうとするブリハスパティの言葉を熟考して,パールヴァティーは,息子の誕生を願いました. シヴァ神は,彼女の手をとって,宝石の家にはいって,さいころ遊びを準備しました.二人が何度もそこで遊んでいるとき,宝石の床に写った影が従者となりました. このように二人が遊んでいるとき,突然,天空を満たす大きな音がしました.「この音は何かしら」と不思議に思った女神に聞かれて,シヴァ神は,にっこりとして言いました. 「おまえは見たことがないだろう.説明してあげよう.私のお気に入りのこれら軍団は,この山のあちこちに遊んでいる.或る者は私の聖地に参り,或る者は私を崇め,或る者は信仰をもって私を望んだ.そうして私の軍団の一員となったのだ.ブラフマー神やヴィシュヌ神なども,これらの軍団が私のお気に入りであるのを見てから,軍団のリーダー達を崇めた. これらの軍団は無数にいる.ナンディルドラが頭である.そして彼が汝の息子となるのだ」と.パールヴァティーは驚いて「なんと素晴らしい神の形をナンディルドラはしていることか」と思いました.
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  1. 2007/07/26(木) 20:00:41|
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