Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

洗濯屋と仕立屋

インドに着いて数日.

そろそろ洗濯をしないと,持ってきた衣服も尽きてしまいます.

手洗いできるシャツ類はいいのですが,さて,ズボンはどうしようか.

洗濯屋ならいくらでもいます.

Mathにも少年が出入りしていました.

ひとつ試しに,洗濯屋を使おうと聞いてみました.

値段もたいしたことありません.

日本から持ってきたズボンをあずけました.

2日後,戻ってきた紺のズボンは,あっちこっち色落ちして,悲惨なことに.

どちらかというと迷彩服に近いほどです.

しかも,きれいになるどころか,むしろ,全体に薄汚れています.

「どうなってるんだ.色落ちしてるじゃないか.なんとかしろ」

と少年にいいますが,

「じゃあ,お父さんに言うから」

とのこと.どうせ,らちがあかないし,このズボンがどうなるわけでもありません.

まして,洗濯屋のお父さんが日本で7000円するズボンを弁償できるわけもありませんし,するわけもありません.

言ってはみたものの,もちろん,最初から諦めています.

とりあえず言うだけ言って,次策を練るしかありません.

ドゥベーに聞いて,服を作ることにしました.

まずは上着です.

生地屋にいって布を2m買います.

長そでサイズです.

「半そでなら1.5mだぞ」と言われましたが,べつにケチるほどでもありません.

つぎに,その2mをもって仕立屋にいきます.

ドゥベーお薦めの,街で一番の仕立屋です.

たしかに繁盛しています.

一週間後の約束.

受け取りの時.ドゥベーに受け取りに行ってもらいました.

帰ってきたドゥベーが大騒ぎしています.

おとなしいドゥベーにしては珍しいことです.

聞くと,仕立屋でもめたとのこと.

「前払いで払ったはずなのに,払ってないと言われた」とのことです.

そこで大喧嘩になったそうです.

引換券には,払ったか払ってないか,書いてなかったようです.

わたしも,まだ領収書関係の意識が薄かったので,「払ったら証拠を貰う」という習慣がなかったのもあります.

払ったとは思いますが,たしかに,証拠がなければもめます.

「素晴らしい仕立屋だと思ってたのに,こんなひどい所だと思わなかったぞ」

と怒鳴ったそうです.

すると,さすがに仕立屋もプライドがあったのでしょうか,

「なら持ってけー」

とたたきつけたそうです.

通りは,想像できるように,暇な物見でいっぱいだったとのこと.

ドゥベーは,そのまま叩きつけられた服を持って帰ってきてくれた,というわけです.

ともあれ,結果オーライで,服はゲットしました.

ドゥベーには悪いことをしました.

そのとき作ったシャツは,たしかに上出来でした.

毎日毎日着ては洗濯,着ては洗濯をくりかえしましたが,全然,問題ありません.

ボタンも落ちません.

縫製もほつれてきませんでした.

結局,留学後も,インドにいくときは,長い間,そのシャツにお世話になっていました.

仕立てはいいところに限ります.
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  1. 2010/02/14(日) 06:32:46|
  2. 未分類

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