Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

三上さん

所を変えて,マドラスで習い始めたころのこと.

留学先輩の三上さんの部屋にお世話になっていました.

小さな二部屋ですが,勉強部屋のほうに,マットを敷いてもらって寝起きしていました.

毎日毎日,朝,昼,晩と,近所の安いインド定食屋でした.

朝60円,昼60円,夜60円,みたいな生活でした.

昼のミールスに,オプション10円のヨーグルトをつけたりすると,結構,贅沢な気持ちになります.

前払いのチケットも,ヨーグルトは別売です.

「ウィズ,カードcurd」といって付けてもらいます.

そんなインド料理にも飽きてくると,ときどき,顔を見合わせて

「そろそろ,中華でも行きますか?」

ということになります.

二人して,お出かけです.

日中の気が遠くなるような暑さも鎮まって,海から心地よい風がくるころ,三上さんのバイクで二ケツ.

ウッドランドの近くにあったショーグンや,ヌンガンバッカンまで行ったものです.

美味しい中華料理屋があるらしい,という話になると,結構出かけて行っては

「うーん,いいんだけど,やっぱりインディアンチャイニーズ」

「カルカッタは,本物の中華なんだけどなー」

などと論評しながら,中華を満喫.


ときどき,三上さんが,近所の酒屋でビールを買ってきてくれることもありました.

「どうですか?飲みます?」

などと言いながら,にたにたとビール両手に上機嫌の三上さんです.

頭の痛くなるインドビールですから,飲み足りないくらいの量で充分です.


しかし,たまに停電でビールの冷えていないことがあります.

酒屋の冷蔵庫がぬるくなっているのです.

もちろん,普段ならちゃんと瓶を握って,温度をチェックしてから購入です.

しかし,疲れているときは,たまにその瓶温度チェックを忘れてしまいます.

「ちきしょー,やられたー」

酒屋から戻った三上さんが叫んでいます.

半ぬるのビールです.

40度の日中を堪えた夜の楽しみが台無しというわけです.

ぬるーくなったビールに文句をいいながら,扇風機の下,腰巻ルンギーに上半身裸で二人飲んでいたのを思い出します.
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  1. 2010/02/14(日) 12:46:20|
  2. 未分類

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