Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

ファイブスター

マドラスで習っていたころのこと.

先生から

「エーカハ,アメリカタハ アーガタヴァーン」

という話で,どうやら,インド哲学研究者が来て,先生に別時間で学んでいるとのこと.

「ジョーン・ローバート ナーマ.ギャーヤテー ヴァー?」

なるほど,ジョン・ロバートという名だということがわかりました.

しかし,ミーマーンサーでジョン・ロバート?

聞いたことがないので,

「ナ ギャーヤテー」

などと会話しながら,それはそのまま.

後日,余所であったのは,ジョン・テイバー教授でした.

夏休みでサンスクリットを読みに来ていたというわけでした.

私の先生とは別に,若手との読書会もあるというので,時間の都合もあり,そちらに参加させてもらうことに.

そのときの成果が,現在出ているSV知覚章の研究です.

10年くらいかかったということになります.

一つの成果をまとめるには,時間のかかるものです.

ジョンは「じゃあ,うちのホテルに飲みに来ないか?ビールおごるよ.」

ということで,彼が泊っていたファイブスターにお誘い.

こちらは学生の身分でしたからファイブスターなどは滅多に行きません.

敷居の高さは相当でした.

なにしろ,ちょいとビールで100ルピー,200ルピーの世界ですから,日頃10ルピー,20ルピーの定食に慣れた身分としては,意味不明な世界です.

とはいえ,猛暑の極み,どうしようもなくなると,ACを求めて,たまーに行ったことがあります.

最後の切り札的な暑さ対策です.

ACの効いたプールサイドのレストランでビールとは極楽です.

ジョンのお誘いをありがたく受けることに.

後日,味をしめて同じファイブスターへと行きました.

今度は生バンドが演奏しています.

しかし,その編成が意外でした.

ギター二台はいいとして,あと一台のベースは,ベースギターというよりは,ただの「箱」でした.

箱に紐を一本上に張っただけのもので,紐の強度を手で調節しながら,箱の上に足を載せて,器用に音階を取っています.

でっかい糸電話を足で踏んづけながら掻きならすようなものです.

それをベースとして箱の共鳴で弾いていました.

ギターも,絶対にチューニングの合わない相当に安そうなインド製のギターでしたが,にもかかわらず,二人とも相当なうまさでした.

職人魂を見ました.
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  1. 2010/02/16(火) 23:38:41|
  2. 未分類

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