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Pratibhanusarini --- 九州インド哲学ブログ2

On Indian Philosophy and Buddhist Studies

30ドルでジャイナ文献図書館

本日受領.

インドのジャイナ電子図書館プロジェクトより,DVD4枚入りボックスと,カタログが届きました.

払い込みはPaypalで30ドル.

Paypalなので安心です.

なお,普通なら確認メールが受け取り側からあってもよさそうなものです.

が,発送側からは何もないのでやきもきしていました.

しかし,発注後2週間もせずに,無事に到着.

受注・代金受領後,すぐに発送してくれたようです.

カタログも立派なものです.

買わない方がおかしいでしょう.


インド古典研究において,資料蒐集の面倒くささは言うまでもありません.

「読もう」と思った時に手元にも図書館にもなかったりしますから,あらかじめ,いろいろと買っておく必要があります.

というわけで,インド旅行の際に,デリー大の裏手の本屋街に行ったり,あるいは,ベナレスに行っても,ガートではなくチョークの本屋街のほうへ行き,あれこれとめぼしいものを買っておくことになります.

「今すぐ必要な本」だけでなく,「今後ひょっとしたら読むことになりそうな本」まで買い漁り.

屋根裏の隅から隅までくまなく探索して,掘り出し物を見つけます.

そして一度に何箱も発送.

日本の業者に発注しても,「インドの本屋→インドの仲介業者→ナガラ図書→本人」というようなわけで,手にする時には数か月や半年も後.

熱意も冷めています.

学期初めに注文して,学期終わりに届けばラッキーなほうです.

まして,インドの本屋に直接発注となると,送金も発送も,信頼が置けません.

さらにいえば,購入可能ならばまだまし.

昔に出た本など,とうの昔に絶版,入手不可です.

結局,あちこちの図書館から借り出してコピー,製本ということになります.

金はいくらあっても足りません.


今後のジャイナ研究は,このような煩わしさから,まずは解放されます.

基本典籍が手元にあるというのは楽です.

すぐには変わらないでしょうが,今後,数十年,百年と見た時,研究状況に大きな変化をもたらすことでしょう.

学生が簡単に始められる研究,最初の敷居の低い研究分野,というのは凄いことです.

これだけ資料があれば,アルダマーガディーもグジャラーティーも勉強する気になるというものです.

日本人のジャイナ教研究者も,欧米と比べて圧倒的に資料の貧困な大学図書館という不利から解放されます.


カタログには,ジャンブーヴィジャヤジーへの称賛と,突然の死を悼む文章が載っています.

その中には,


Similarly, Hiroko from Japan's Hiroshima University studied Jain and Buddha religions and Sanskrit from the Muni. She also undertook a pilgrimage to Shetrunjay along with her parents from Japan.


との記載も.

松岡さんも,こんなところに載るとは思わなかったでしょう.
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  1. 2010/04/11(日) 10:24:49|
  2. 未分類

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